フットケアコラム(7)「足の爪の切り方」

フットケア

2020.05.10

こんにちは。株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 医療フットケアスペシャリスト・ リンパ浮腫専門看護師 の稲田知子です。


「フットケアコラム」企画、今回のテーマは「爪の切り方」についてです。


みなさん、「スクエアオフ」という言葉を聞いたことはありますか? 爪の先端をとがらせることなく横にまっすぐに切って(爪全体の形がスクエア=四角)、角を落とす(=オフ)する切り方のことで、手も足も同様です。フットケア学会でも推奨されていて、美容界でも使われています。


ところで、爪の役割って何だと思いますか? その1つは、下からかかる力を受ける機能です。足の爪は下からの力を受けることで踏み込む力を強くします。手の爪も同様で、指の先端の骨がない部分に爪があることにより指先で物をつまむときに物からかかる力をしっかりと支えています。

※PIP関節…近位即足趾関節(Proximel Interphalangeal Joint)、MTP関節…中足趾節関節(Metatarpophalangeal Point)

力をまっすぐに受けるためには、爪の切り方もその点を注意する必要があります。まず、上図左のように(骨基節骨・中節骨・末節骨)骨の中心を通る線を引きます。次に、指の先端に先ほどの線と垂直に交わる線を引き、この横線に沿って爪を切ります。慣れるまでは鉛筆で線を引いてから切ると上手くできます。

角をオフするときには爪切りではなく、やすりで角を落とすことをお勧めします。そして、切った後には必ずやすり掛けをしてください。爪は3層からなり、それぞれの繊維の向きが異なるため、やすりは一方向に動かします。色々な方向に動かすとささくれの原因となります。


さて、私たちは下の写真のような爪をしている方によく出会います。この爪、どう切ればよいと思いますか? 次回はそのお話をさせていただきます。お楽しみに!