看護師1年目での転職でしたが
安心して成長できる、と感じ
訪問看護への道を選びました
名古屋店 管理者
吉田 雄太
DATA
1994年生まれ/大学院卒/前職・大学病院/訪問看護経験なし/岡山県出身/2019年11月入職/2022年10月より名古屋店(旧・金山店)管理者
医療職になったきっかけと経歴を教えてください
「コード・ブルー」というドラマを見て、医療職に憧れたのがきっかけです。僕はおばあちゃん子で、高齢の方とお話することが好きだったこともあり、人と深く関われる看護師になろうと思いました。地元・岡山県の看護大学を卒業後、大学院に進学して看護管理を学びました。大学院を卒業後、大学病院のICUで半年勤務し、愛知に来て2019年11月にかかりつけに入職しました。2022年10月に金山店のオープンと同時に管理者になり、2024年4月から統合した名古屋店の所長を務めています。日々看護師として大切にしているのは「ご利用者さまがどういう状態になれば豊かな人生を送れるのか、伴走者としてどう支えられるのか」を常に考え続けることです。「家で過ごしたい」と願う方は多くいますが、家に居続けることだけがベストではありません。病院の方が穏やかに過ごせるという方には病院と連携し、その方の希望を叶えられるようサポートしています。
転職前に感じていたキャリアや仕事の「悩み」について教えてください
新卒で入職した前職では希望でICUに配属されましたが、多忙さのためバイタルサインや採血の数値にしか目が向けられず、患者さまと向き合うことができませんでした。私は看護師として「目の前の患者さま、ご利用者さまの人生や生活を豊かにしたい」と思っていましたが、実際は業務に追われ、やりがいを持てず疲弊してしまっていました。「ここではやりたかった看護ができないかもしれない」と悩んでいました。私は大学院時代、どうすれば看護師がやりがいを持って働けるのか知るため、「日本の看護師の職場環境」をテーマに研究しました。その経験もあり、大学院時代にイメージした理想と、多忙な現場とのギャップにも辛さを感じていました。
転職前の「不安」について教えてください
自分のやりたいことを見つめ直すため、病院の外で働く人に話を聞きに行こうと考えました。そこで、大学院時代に知り合った藤野さん(弊社代表)に連絡したところ、名古屋店を見学させてもらえることになりました。その時点では訪問看護師になることは考えていませんでしたが、藤野さんからかかりつけの話を聞くうちに、ベターワークを大切にする組織風土に興味を持ちました。これは大学院での研究テーマとも共通しており、看護師のやりがいや働きやすい環境を大切にする姿勢に共感し、かかりつけで働きたいと思いました。しかし、私の看護師経験は半年だけで、その期間に習得できた看護技術はほとんどありませんでした。訪問看護では一人での判断力や対応力が求められるため、圧倒的に経験の少なかった私には「なにか異常があったときに適切に対応できるのか」という大きな不安がありました。
転職前の悩みや不安をどう乗り越えたのですか?
入職したのは2019年でしたが、当時からかかりつけでは一人一台iPhoneが貸与され、「何か異常があったときにはすぐ相談ができる環境」が整っていると感じました。写真や動画を撮って送信したり、ビデオ通話で状態を共有しながら指示を仰いだりする姿を見て、不安は小さくなりました。また、半年間で一人前になる教育フローも構築されていて、「半年かけてこんな風に成長していけばいいんだ」と入職後の姿をイメージできたことも魅力でした。しっかりした教育体制があること、ベターワークを大切にする組織風土に共感したことが決め手となり、入職を決意しました。
一歩を踏み出して、今どうですか?
不安はありましたが、いつでも相談できる心強い環境があったので、楽しく仕事を始めることができました。入職してすぐ単独訪問を開始するのではなく、慣れるまで同行訪問を組んでもらえます。ここでは、僕がしたかった「目の前の患者さま、ご利用者さまの人生や生活を豊かにしたい」という看護ができていると感じます。また周りの先輩たちにサポートしてもらいながら訪問看護を学び、入職して3年で管理者にもなれました。今は「看護師がやりがいを持って働ける職場をつくりたい」という想いで、チームづくりに取り組んでいます。
私は看護師1年目という若手のうちにかかりつけに入職しましたが、病院経験が長くないからこそ、医療にとらわれない発想ができるように思います。入職当初は経験が浅いことで多くの不安がありましたが、今では逆に私の強みになっています。