この場所を借りて
「みんなが輝ける職場をつくる」という
目標を実現しようと思いました

小牧店 管理者

竹田 勇樹

DATA
1985年生まれ/専門学校卒/前職:市民病院/訪看経験なし/愛知県出身/2020年7月入職/2022年4月より小牧店管理者/2023年4 月より訪問看護部長代理

医療職になったきっかけと経歴を教えてください

高校2年生のとき、祖母が足を骨折して入院したことがきっかけです。看護師さんの祖母への関わりをみて、「僕も大変な思いをしている人に優しく関われる仕事をしたい」と思い、看護師の道を選びました。専門学校を卒業後、小牧市民病院に就職し、13年働きました。整形外科病棟、消化器内科病棟、小児科・耳鼻科・口腔外科の混合病棟を経験し、幅広い看護を学びました。2020年7月にかかりつけに入職し、2022年4月に出店した小牧店の所長になり、2023年4月からは江南店・春日井店を含めた愛知北ブロックを担当する訪問看護部長代理になりました。看護師として大切にしていることは、想像を超えるようなケアを提供することです。ご利用者さま、ご家族からすれば、医療者がよいケアを提供するのは当たり前です。僕はプロとして、想像を超えるような最高のケアを提供していきたいと思います。

転職前に感じていたキャリアや仕事の「悩み」について教えてください

僕は以前から、「スタッフ全員が輝ける職場をつくりたい」と考えていました。病棟で働くなかで、後輩が辞めていってしまう度に「なんとかできなかったのかな……」と思っていたからです。例えば、プライベートも重視しながら、頑張ったら頑張っただけ評価として反映されて、パフォーマンスを120%発揮していけるような職場をつくることができれば、看護師自身がもっと輝きながら働けるだろうと思っていました。
ただし、そういった職場づくりをするためには、病院では師長になる必要があります。その理想を叶えるため、僕は管理職を目指し、ゆくゆくは看護部長、副院長になることも目標にしていました。そうして働いていましたが、いつ昇進できるかわからない状況が長く続いていました。自分の努力だけではどうにもならない評価基準もあり、管理者になれる可能性は低いと感じ、不安と焦りが強くなっていました。

転職前の「不安」について教えてください

そんな悩みを抱えるなかで、偶然にも藤野さん(弊社代表)が、前職の病院に講演に来ました。在宅医療や訪問看護についての講演で、そのときは「そういう世界もあるんだな」と他人事のように聞いていました。私にとっては大変な思いをしている人にケアを提供することが一番大切で、誇りを持ちながら看護を提供できれば働く場所はどこでもいいと思っていたからです。ただ、かかりつけの組織づくりにとても魅力を感じました。
「最高のケアを届けるためには看護師自身がハッピーでいるべき」というベターワークの考え方は、僕が考えていた目標ととても似ていました。藤野さんの話を聞いて、「僕がやりたいことをすでにやっているんだ」と思いましたね。ただ、そのときはすぐ転職しようという考えにはなりませんでした。初めての転職で、かつ、在宅領域への転身だったためです。未経験の訪問看護が私にできるのか、家族を養うための給与面がどうなるのか、様々な不安がありました。

転職前の悩みや不安をどう乗り越えたのですか?

不安はありましたが、「ここなら自分がしたかったことが実現できそうだ」と思って惹きつけられたことの方が大きかったです。みんなが輝きながら働ける場をつくろうとしても、僕が一からつくるのはとても大変です。かかりつけにその仕組みがあるなら、この場を借りて理想の職場づくりという目標を達成しようと思ったのです。
ただ、不安は解消したかったので、信頼できる先輩に相談しました。すると、その人から藤野さんを紹介いただき、直接想いをあらためて伺い、不安な点について質問する機会を作ってもらいました。ビジョンを実現する組織を仲間と一緒に創っていくという藤野さんの想いや、実際に活躍しているスタッフの話を聞き、「僕にもできるのではないか」と思えました。入職後の管理職になる道筋も示してくれたので、病院で管理職を目指すより早く目標を達成できそうだと思えたことも後押しになり、一歩を踏み出しました。

一歩を踏み出して、今どうですか?

初めての分野で不安がありましたが、病院での経験を活かし、医療的なケアやご利用者さまとの関わりは自信を持って始められたと思います。入職時から管理者を希望し、管理者研修を受けながら勉強にも取り組みました。僕は生まれは名古屋市ですが、専門学校時代から小牧に16年住み、第二の故郷のように思っています。小牧の地域に恩を返したいという想いで、2022年4月、小牧店オープンと同時に所長に就任しました。藤野さんも言っていますが、それぞれの人が力を一番発揮できる地域があると思っています。長く働いていたり、生まれ故郷だったり「この地域を良くしたい」という気持ちが出やすい地域で、僕の場合はそれが小牧でした。
オープン後、僕がずっと目指していた「みんなが輝ける職場づくり」にも取り組み、現在、仲間同士、笑顔で壁のない風土が醸成され、ご利用者さまを中心とした善いチームが出来ていると思います。

僕は転職時にとても迷い、転職する場合としない場合のメリット・デメリットを比較して決断しました。その時点では転職が正解かどうかはわかりませんでしたが、正解だったと思えるように自ら行動することが大切だと思っています。今では、転職の決断は正解だったと思えるようになりました。
行動するのは勇気がいりますが、少しでもかかりつけや訪問看護に興味があるなら、その想いを大切にしてほしいと思います。誰かに言われたことではなく、自分の意思を大切にして、ぜひ行動してみてください。

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