地域で人工呼吸器とALSの学習会をしました@つくば店
訪問看護ステーションつくば
2023.07.10
こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーションつくば(茨城県つくば市)、所長・看護師の石脇です。つくば店は2023年5月1日にオープンし、2カ月が経ちました。
ご利用者さまへの日々のケアはもちろん、地域全体で地域の方々を支える仕組みづくりにも取り組んでいます。今回の活動はその一環で、『学び合い』をテーマに学習会を2つ開催しました。そのご報告です。
1つ目は、5月30日につくば店で開催した、人工呼吸器の学習会です。人工呼吸器を使用中のつくば店のご利用者さま(以下、Aさま)に、呼吸器の回路交換を訪問看護師が行うことになったのが開催のきっかけです。
当日は、Aさまの人工呼吸器を扱うコヴィディエンジャパン株式会社のご担当者
(以下、Bさま) に来店いただき、人工呼吸器回路交換の手技についてのレクチャーを受け、災害時の対応のディスカッションもしました。
学習会の後、Bさまから「地域で共に頑張っていきたい」というお言葉をいただきました。医療者だけでなく、地域を支える企業との連携も深めることができたと感じました。
2つ目は、6月6日に開催したALS(筋萎縮性側索硬化症)のミニ学習会です。こちらは、日頃から連携している『訪問看護リハビリステーションmelife-みらいふ-』(以下、melife)さんの事務所で行いました。
Aさまにはかかりつけとmelifeさんが介入しており、2つのステーションで共通の知識を持ったほうがよいと考え、開催にいたりました。
私は前職で神経内科病棟で勤務しており、その経験を活かし、ALSがあるご利用者さまへのケアをお伝えしました。
また、1つ目の人工呼吸器の学習会で学んだ回路交換方法や、災害時対応などもあわせてお伝えしています。
参加された看護師さんからは、「勉強になりました。melifeで行っていたご利用者様への関わりで悶々としていましたが、気持ちが少し楽になりました。こういった学習会を一緒に行うことで、より交流が深まると感じます」と感想をいただきました。
学び合うなかで交流が深まる、大変有意義な時間でした。学習会以降、melifeさんとは小さなことでもお互い連絡を取り合い、連携が促進されています。
今回の2つの学習会を通じて、地域の仲間と共に、さまざまな角度からケアを考える大切さをあらためて感じました。
これからも地域連携を深め、最高のケアを目指して頑張っていきます。
※記事内の写真は、許可を得て掲載しています
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