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「在宅でSTが出来ること〜嚥下訓練①〜」

  • 関連機関の皆様へ

言語聴覚士は、「きこえ」「ことば」「高次脳機能障害」「嚥下」に障害のある方を支援する職業です。
「食べること」の障害とは、具体的には「摂食・嚥下(えんげ=飲み込むこと)障害」などを指します。食べ物が口からこぼれる、うまく飲み込めない、むせる、といった摂食・嚥下障害に対して、「咀嚼して、飲み込む」ために必要な器官の評価と運動訓練や、飲み込む反射を高めるための訓練を行っています。

言語聴覚士が在宅で果たすべき役割とは、看護師やその他の関連職種や主介護者様と利用者様についての情報や知識を共有し、より良い環境を利用者様に提供すること。主治医やケアマネと連携を図り、情報共有していく事で主治医から家族様に現状とリスクの説明をしていただく場合もあります。


STが家族様に食事の際の姿勢やスプーンの大きさ、食事形態、食事介助の手段や水分のトロミ具合等を助言させていただき、安定して食事摂取が可能となるようにお伝えする事によってリスク管理も可能となります。その際に食事の姿勢や手の使い方などもPTやOTと相談しながら調整することもあります。

又、口から食べる事が困難な方でCVポートを造設している方や、NGチューブを装着されている方、胃瘻を造設している方等もSTが介入する事によって、嚥下機能の維持・改善を図り、関わっている方も多々あります。

私の担当の利用者様で退院前はNGチューブ装着。リクライニング車椅子座位で、自助具のスプーンでの経口摂取されていた方がいます。
在宅復帰時はNGチューブ抜去されていましたが、経口摂取は変わらずの状態でした。
ST介入し、嚥下訓練と家族様の歩行練習や体操等の実施で体力が向上し、日常生活動作の改善を認め、現在では椅子座位が可能。食事は角度付けずにスプーンもティースプーンにて安定して摂取可能となっている方がいます。
家族様も喜んでおられ、関わる事ができて本当に良かったなと思う事例でした。

このように、その喜びをご本人様・ご家族様と家で一緒に体感できるのは在宅だけだと思います。
病院や施設とは違い、1人1人とじっくり向き合う事の重要性や個性を尊重すること等学ぶ事は多い業界ではありますが、STは在宅にとっても必要性の高い職種である事を学びました。
みんなのかかりつけでは、看護師は24時間対応可能である為、何かあれば対応する事が可能です。今後もご本人様、家族様とコミュニケーションを図り、よりよいリハビリを提供する事ができればと考えています。

言語聴覚士 山田

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