在宅リハビリの取り組みをご紹介します@昭和店

訪問看護ステーション昭和

2025.11.29



こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション昭和(名古屋市昭和区)の作業療法士Yです。在宅リハビリでは、ご自宅で安全かつ安楽に過ごせるための工夫も大切です。今回は、最近取り組んだ症例を2つご紹介します。


お一人目は、男性のご利用者さまです。入院中に病院に伺いADLを把握ずみでしたが、最終確認として、病院を退院された当日、地域の障害の相談支援員さん、昭和店の看護師と一緒にご自宅を訪問しました。


実際の生活を確認すると、ベッドに上がる際、膝をベッドまで上げるのに苦労されているようでした。そこで、床に敷いてあったマットを3枚重ねてみました。

▲たかが2センチ、されど2センチで、楽にベッドに上がれるようになりました。


このご利用者さまのご自宅では、他にも手すりの位置や介助方法など、いくつか変更しました。少しの工夫で安楽に過ごせるようになりました。その後、ADLが向上し、今はマット無しでベッドに上がっています。


お二人目は、女性のご利用者さまです。ベッドからトイレまで伝い歩きするために、福祉用具のレンタルで手すりを設置しました。ご家族、福祉用具の業者さんと、みんなで家具の配置変更を含め試行錯誤しました。

▲寝室の扉が閉まるように間隔を空けて設置しました



手摺を設置できる壁が近くになく、天井の強度により突っ張りタイプも設置不可でしたが、このような利用方法もあります。介助がなければトイレまで行けなかったのが、手摺により「1人で行ける希望の光が見えてきた」とニコニコと喜んでくださいました。やる気満々でリハビリに取り組み、今はまだ見守り歩行ですが、近いうちに自立歩行ができそうです。


在宅リハビリには、環境を整えること、それによってご利用者様の力を伸ばすお手伝いをすることなど、病院とはまた違う魅力がつまっています。これからも、心を込めてリハビリ、ケアをお届けしていきます。


※記事内の写真・エピソードは、許可を得て掲載しています


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