訪問看護未経験者が転職後に驚いた在宅ならではの工夫3選@昭和店

訪問看護ステーション昭和

2023.05.25


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション昭和(名古屋市昭和区)、看護師の野村です。私は2023年4月にかかりつけに入職しました。病院経験しかなかった私は、訪問看護の仕事のなかで、在宅ならではの工夫に驚くことがあります。今回は、その3つをご紹介します。


訪問看護や在宅医療に興味がある方に、実際のところを知っていただければと思います。

1.多様な洗浄ボトル


陰部や創部の洗浄など、洗浄ボトルは様々な用途に使われています。在宅では身近にあるものを工夫し、洗浄ボトルとして代用することが珍しくありません。


よく使われるのが、フタに穴を空けたペットボトルです。ほかにも、マヨネーズやケチャップなどを入れる調味料用のボトルも使われています。


身近なものを工夫して使うことで、コストを抑え、衛生的に使えるメリットを感じました。

▲キリやドライバーで、フタに穴を開けて完成です

2.何にでも使える新聞紙


在宅での汚物処理で、大活躍します。十分な大きさがあり、匂いも丸ごと包んでくれる包容力があります。汚れ防止や作業スペース確保など、様々な用途に使えます。

3.在宅用リフト


ご自身での移動が難しいご利用者さまも、在宅用リフトを使えば安全に移動でき、介助者の負担も軽減されます。浴室外の車椅子からリフトで移動し、ご自宅の浴槽で入浴される様子に驚きました。


病院とは違い、在宅には使える資源が限られます。しかし、制限の少ない在宅だからこそ、工夫次第で提供できるケアの幅は広がります。


これからもご利用者さまの生きる力、生きる喜びを支えるため、試行錯誤しながらケアをお届けしていきます。

※記事内の写真は、掲載許可をいただいています


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