【善い仕事フォーラム②】ハピプロがくれるもの
社内制度・活動
2019.10.22
こんにちは。株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション・広報担当です。今回は、「善い仕事フォーラム」の第2弾です。(第1弾はこちらの記事をごらんください^^→https://kakaritsuke.co.jp/1411/
今回は「ハピプロ」の取り組みについて、看護師の山崎さんにインタビューしました。
・・・看護師を利用者様や家族にとって近い存在だなって認識してもらいたい。そのためのきっかけをくれるのがハピプロ。人にとって近い存在がいることは、いろんな場面でいろんな意味を持ってくると思います。ハピプロとはハッピープロジェクトの略です。誕生日や記念日等を祝ったり、だれかが笑顔になるサプライズを計画することが訪問サービスのなかで行われています。
バレンタインハピプロをすることになったきっかけを教えてください
看護師の高田さんに「バレンタイン企画やったら?」と声をかけらえたのがきっかけでした。高価なものを贈っても良くないし、アメだけを入れてもちゃちいし、何かに入れようとなって考えていると、インスタで流行ってるスタイル、棒付けて写真を撮る形がいいんじゃないかとなりました。工夫として糖尿の方のことも考えて、4パターン作成したんです。(チョコ、ラムネなど)
周りはどう関わっていきましたか?
準備は、私が主体でやりましたね。周りの人たちは手伝うよって言ってくれてたんです。できているもの(贈り物)を持っていくだけだから、ハピプロをしないスタッフもやりやすかったと思います。
バレンタインハピプロで感じたことは何ですか?
予想以上にスタッフも利用者様も喜ばれて、戸惑った反面やってよかったとも感じました。スタッフに声かけて残業させるのもおかしいかなと葛藤することもありました。でも、利用者様とスタッフがお互いに楽しんでくれている。「ハピプロでその場が和んでいること」それが会社全体のチャットに上がってくる写真で伝わってきました。
ハピプロの「壁」は何でしたか?
一番の壁は準備ですね。気軽さがないといけないですね。どうしても贈り物をしようとすると買い出しから始めないといけないし、仕事の空き時間を使わないといけなくなりますよね。壁を壊すために私がしたことは、「粗品を準備する(ウサギタオルなんて好評)」、「バーズデーカードを準備する」ですね。ハピプロに気軽さは必要です。ハピプロをすれば、利用者様もスタッフもハッピーでいきいきしていった気がします。
ハッピーにつながった要因は何だと思いますか?
3つあります。
①贈り物・・・ここで言う贈り物は、物を贈るだけじゃないです。「ハピプロ=喜んでもらえる行動」です。高齢になっていくと贈り物をされることは少ないと思います。家族が疎遠な人は、特に誰かに何かを贈られることは少ないと思うんですよね。そこに訪問看護が入ることで贈り物エピソードが生まれ、誰かのうれしさにつながる気がします。
②思い出話・・・贈り物があれば普段と違った話が引き出せるとお思います。例)バレンタイン→奥様との馴れ初めや昔好きだった人の話だったり
③普段からの相手との関係・・・一歩踏み込めることを意味します。贈り物をすることで心開くきっかけ作りですかね。
ハピプロで大切にしていることは何ですか?
写真で思い出を残すことです。これはいい顔・表情を残すって意味です。いいエピソードを作っていくプロセスですかね。訪問看護が入って、看護サービスだけでなく+αの何かを提供する。つまり、笑顔になる時間を提供する感じです。これは、在宅ならではじゃないでしょうか。病院ではあまりできない気がするんです。たぶんやれない。ここに訪問看護の価値があると思うんですよ。
ハピプロはあなたにとってどんな仕事ですか?
相手のことを考えることことでみんなが笑顔になる仕事って感じがします。利用者様だけでなく、スタッフも自分も楽しむ。それが私の楽しみにもなります。たぶん、ハピプロは医療じゃない看護なんです。寄り添うイメージでしょうか。看護師を利用者様や家族にとって近い存在だなって認識してもらいたい。そのためのきっかけをくれるのが、私の中でのハピプロです。人にとって近い存在がいることは、いろんな場面でいろんな意味を持ってくると思います。
ハピプロが発展していくとどうなると思いますか?
訪問看護の良さが地域に発信できると思います。旅行や結婚式同行だけではない、小さいことでもハッピーにつなげられる気がします。その結果、もっと訪問看護を利用する人が増えるんじゃないでしょうか。私たちだけでなく、大きなハピプロイベントを企画して地域とのつながりを作っていけれればいい気がしますね。これを通じて介護保険、訪問看護を知らない人たちに知ってもらえれれば、在宅で困っている人たちに手が伸ばせれますね。望まない入院も防げる気がします。私、壮大なこといってますね。でも、そうなればいいと思ってます。ここまでハピプロのことを聴いていただきありがとうございます。とっても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
-山崎さん、ありがとうございました!
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