地域づくりのために管理者へ。「関わるすべての人々が豊かになる社会を実現したい」(社員インタビュー#26)

訪問看護ステーション藤が丘

2024.06.14


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション・広報の野田(看護師)です。今回は藤が丘店(名古屋市名東区)の管理者インタビュー記事をお届けします。


登場するのは、2020年1月にかかりつけに入職し、2023年3月から藤が丘店の所長を務める北川那美(きたがわ・なみ)さんです。地域連携を重視し、子育てをしながら管理者として働く北川さんに、転職した理由やかかりつけの魅力について話を聞きました。

これまでの経歴を教えてください


中学生のとき『ナースのお仕事』というTVドラマを見て、白衣がかわいいという理由で看護師に興味を持ちました。両親から手に職をつけるよう言われていたこともあり、看護師になることを決めました。看護学校を卒業後、名古屋市内の病院に就職し、血液内科をメインとした混合内科病棟で約3年働き、結婚を機に退職しました。


その後、近所のクリニックで1年半ほど働き、名古屋市内の大学病院に転職して血液内科病棟に配属されました。約5年勤務したころに子どもを出産し、育休明けの復帰後に夫の宇都宮市への転勤が決まりました。当時の私は造血幹細胞移植の看護に魅力を感じ、もっと病院で学びたいと思っており、退職の意向はありませんでしたが、泣く泣く退職しました。

訪問看護との出会いは?


宇都宮で子育てしながら働ける場所を探していましたが、夜勤ができなければ病院での採用枠がありませんでした。人材紹介会社に登録したところ、常勤で働ける訪問看護ステーションを勧められました。数年で名古屋に戻る予定の転勤だったので、職場にこだわらずそのステーションに入職しました。


私は少し潔癖症で、最初は誰かのお宅に入ることに抵抗がありました。また正直なところ、訪問看護に興味を持っていたわけでもありません。しかし、人工呼吸器をつけた小児のご利用者さまを担当したことで、訪問看護への想いは変わりました。そのご利用者さまのご家族はとてもウェルカムな雰囲気で、一緒に悩みながら共に育児に携わるなかで、誰かの生活を一緒に作り上げていくことに魅力を感じるようになりました。


「地域には多くの子どもがいるけど、こんな風に過ごしている子どもたちも同じ地域にいて、みんながその地域の一員なんだ」ということを実感した瞬間でもありました。

訪問看護ではどんな学びがありましたか?


子育てしながら仕事をしていたことで、自分自身も地域の一員なのだと実感するようになりました。子どもの体調不良で保育園からお迎えの連絡があれば、ご利用者さまが気を遣って早く帰るよう促してくれることもありました。私たちは看護師としてご利用者さまにケアをしていますが、同じようにご利用者さまも私たちを地域の一員と捉え、支えてくださっていたのです。


こうした気づきから、訪問看護や在宅医療の魅力を肌で感じ、地域づくりに携わりたいと思うようになりました。宇都宮での訪問看護の経験を通して、ご利用者さま中心のケアを大事にしたい、地域を大事にしたいという想いが私の中に芽生えたのだと思います。

▲小学生になった子どもと。遊びも常に全力です


かかりつけを知ったのは?


宇都宮では約4年訪問看護ステーションで働き、最後の1年は管理者を務めました。その後家族で名古屋に戻ってきてからも、在宅や地域づくりに携わる仕事をしたいと思っていました。


引っ越したばかりだったので、しばらくは子どもと一緒にいる時間を優先して過ごしていました。その後、タイミングをみて家の近所のクリニックで働き始めました。そこでも主任として管理業務を任され、組織づくりを勉強するうちにかかりつけのことをインターネットで知りました。ビジョンを重視した組織づくりや、スタッフを大事にする組織づくりをしていることに興味を持ちました。

転職を考えた理由は?


地域の訪問看護ステーションが集まる会に、当時の藤が丘店所長・川口さんが来ていて、藤が丘店をオープンすることを知りました。私は今、藤が丘の隣の市に住んでいますが、生まれも育ちも藤が丘です。藤が丘という地域がすごく好きで、本当にいい思い出しかありません。それまで藤が丘でのお仕事のご縁はありませんでしたが、藤が丘で働きたいという思いはずっと変わりませんでした。


川口さんから藤が丘店のオープンを聞いたとき、ぜひ話を聞いてみたいと思い見学に応募しました。

かかりつけの印象は?


見学に行ったときに、とてもウェルカムな雰囲気で迎えてくれました。途中「緊張して喉も渇くでしょう?」とお茶も淹れてくれて、見学者にもこれだけ気遣ってくれるということは、当然ご利用者さまのことを大切に思ったケアをするんだろうなと思いました。


川口さんの訪問に同行した際には、訪問中のご利用者さま宅で「北川さん、これどう思います?」とケアのことを相談されました。とても驚きましたが、一人の看護師として尊重してくれてるからこそ、私に意見を求めてくれたのだと思いました。そこでも「人を大事にする会社」だと感じ、「大好きな藤が丘で最後の根を下ろしたい」と思い、かかりつけに転職を決めました。


入職後は、あらためて組織の魅力を感じています。組織全体にビジョンが浸透しており、「私たちはなんのために働いているんだろう?」「私たちは何のためにいるんだろう?」と立ち止まっても、ビジョンをもとに原点に戻ることができるのだと思います。そのおかげでいつでも心を込めたケアを届けられますし、常に最高のケアを届けるんだという結束力があるように感じます。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション藤が丘スタッフ
▲藤が丘店のスタッフと。一緒にビジョンの実現を目指す仲間です

管理者になるまでの経緯を教えてください


入職当初は、管理者を目指すつもりはありませんでした。しかし、ご利用者さまも私たちスタッフも地域で暮らす一員で、お互いの支え合いが循環して私たちは生きていけるのだと思います。


次第に、その循環の輪がどんどん膨らんで大きくなったら、たくさんの人が幸せになるんじゃないかと思うようになりました。プレイヤーとしてケアを提供できる人数は限りがありますが、スタッフを育成して一人ひとりがよいケアを届けられるようになれば、もっと多くの人にケアを届けられると気づきました。この気づきをきっかけに管理者に挑戦したいと思うようになりました。

管理者になるときに葛藤はありましたか?


上司から管理者になることを打診されたとき、夫から「家の中のことができなくなるなら賛成できない」とはっきりと言われました。子どもが一人と犬が一匹いて、家庭と仕事を両立できるか私自身も葛藤がありました。


しかし、私はせっかくのチャンスにチャレンジしてみたいと思いました。管理者になり、「かかりつけに関わるすべての人々が豊かになる社会を実現してみたい」と思ったからです。この「すべての人々」は、ご利用者さまだけじゃなく、私も、スタッフも、スタッフの家族も含まれています。


私は成長することで幸せになり、管理者としてスタッフを幸せにできたら、スタッフの家族も幸せになれると思います。そしてスタッフ全員が幸せなら、ご利用者さまにも幸せを届けられます。そのノウハウを社内で共有することで、好循環の輪ももっと大きくなると思います。「こうやっていけば理想の社会の実現を目指せるんだ」と思えたことが、管理者になった決め手でした。

仕事とプライベートはどう両立していますか?


家庭のことは夫と分担で、食事づくり、洗濯、掃除などは私がしています。毎朝ご飯をつくり、洗濯物を干して、掃除機かけてから出勤しているので、朝はいつも多忙です。休日には、家族と出かけたり旅行に行ったりしています。私は遊びも仕事も全力でやりたいので、遊ぶときも常に全力です。

かかりつけの働きやすさ、魅力は?


藤が丘店はスタッフの半分ほどが子育て世代です。急なお休みにも「うちの子どもは元気だから、私が代わりに訪問にいくから大丈夫だよ」という、お互い様という雰囲気が浸透しています。


また、勤務を調整して長期連休も取得できます。約1週間の連休で海外に行ったスタッフもいれば、遠方の実家への帰省に連休を使ったスタッフもいます。

▲藤が丘の事務所で休憩中。リラックスできる場所です


かかりつけは、入職時の面接でビジョンに共感しているかどうかをとても重視しています。ビジョンに共感する仲間が集まるため、「この人にとっての最高のケアって何だろう?」と一つにまとまり一緒に考えることができます。


また、かかりつけには善い仕事フォーラムやハピプロ、聞き書きなど、特有のケアがあります。さまざまな方法を使って最高のケアを目指しているところは、かかりつけならではの魅力だと思います。

管理者の魅力は?


かかりつけの教育には、LPSというラダー評価制度があります。管理者だけの判断基準ではなく、しっかりとLPSで定められた基準でスタッフの課題・目標設定ができます。その目標を達成するために一緒に頑張って、成長を感じるときは本当に嬉しく思います。


また、少し引いた目線でみることができるのも、管理者の醍醐味だと思います。客観的にスタッフを見ていると、一人ひとりの特徴や思考のクセをつかみやすいので、その気付きを面談に生かしています。これは私自身の成長にもつながっていて、とてもいい経験になっています。

今後のビジョンを教えてください


私は管理者として、以前働いていた病院の師長さんを目指しています。その師長さんは、みんながどれだけ大変な状況でも「あなたたちならその状況も乗り越えられるわよ」とスタッフを信頼して任せてくれる方でした。私もその師長さんのように、みんなを信頼してドンと構えていられる管理者になりたいと思っています。


また、これは管理者になって気づいたことですが、私は誰かのアイデアを膨らませるのが得意なようです。例えば、スタッフが提案してくれた『ヌン活』(リニモテラスで開催した訪看に興味ある方向けの座談会企画)もそうですし、昨年12月には長久手イオンで福祉用具と看護のコラボイベントを企業と合同で行いました。藤が丘店のスタッフは「これをやりたい!」という声を積極的にあげてくれるので、スタッフが言い出したことはなんでもチャレンジしてみようと思っています。


多くの地域イベントを開催するなかで、訪問看護がまだまだ知られていないこと、実際に介護されている方の困りごとなど、地域の方の声をたくさん聞くことができました。コツコツと地域づくり活動をされている方とも知り合うこともでき、多くの方とたくさんの細い線でつながってこれたように感じています。これからはその線をもっと多く、太くして、「何かあったらかかりつけがあるから大丈夫」と気軽に頼っていただける事業所を目指します。

看護師の皆さんに一言


かかりつけは、ケアをデザインする組織です。それぞれのご利用者さまに合わせて彩りのあるケアを提供するため、多職種で、時には店舗を越えて協力し、学び合える環境があります。また、ご利用者様の生きる希望や力を高めるためのノウハウとスタンスを共有し、自分たちのものとして展開していける仕組みもあります。


「看護が好き」「もっとご利用者様や患者様を中心に考える看護をしたい」と思う方は、ぜひかかりつけをのぞきに来てほしいです。少しでも「良いな」と思っていただける方は、遠慮なく見学にいらしてください! お待ちしています。


北川さん、ありがとうございました!
インタビュー:広報担当・野田


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