『第8回日本聞き書き学校 in近畿・東海』に運営として参加しました@大府店

訪問看護ステーション大府(こころ専門)

2026.06.11


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション大府(こころ専門、愛知県大府市)の看護師・蟹江です。2026年5月30〜31日に、大阪で開催された『第8回聞き書き学校 in近畿・東海』に運営として参加しました。そのご報告です。


「聞き書き」とは、話し手の言葉を記録し、一字一句すべてを書き起こして、ひとつの文章にまとめる手法です。聞き書きは「話を丁寧に聴く」という看護ケアの本質そのものであり、かかりつけでも「聞き書き」を重要なケアとして取り組んでいます。


本イベントはホテルアウィーナ大阪(大阪市天王寺区)の会議場で開催され、2日にわたり約140名の方が参加されました。私は第6回から参加しており、今回から初の運営として参加しました。全国の聞き書きチームが集結しただけではなく、今回聞き書きを知り、初めて参加した方も多くいらっしゃいました。
※聞き書きや本イベントの詳細は、記事末のリンクより過去記事をご参照ください

▲再開を喜ぶメンバーあり、経験者に質問する初心者の方もあり、のにぎやかな2日間となりました


2年に一度のこのイベントは、毎回さまざまな催し物を用意しています。第8回となる今回は、初心に返るという意味を込めて「30分でわかる聞き書き初心者講座」を開催しました。「聞き書きとは」「聞くこと」「書くこと」といった基本について、講師の先生が初心者にもわかりやすく丁寧に話していただきました。


さらに「聞き書き」の実践として、大阪を代表する盆踊り・河内音頭の音頭取りである三好家肇先生への「聞き書き」が行われました。普段「聞き書き」のボランティアとして活動するコアメンバーの聞き方、合いの手の入れ方など、学びの多い時間でした。

▲聞き書きの活動を全国に広めた作家である、故・小田豊二さんの書籍も展示されました


本イベント開催にあたり、約2年の準備期間がありました。コアメンバーを中心として、お互いに仕事や家庭事情で忙しい合間をぬって話し合いを重ねてきました。参加された人が気持ちよく講座を楽しめるようにと、荷物の置き場所から案内の仕方、パンフレットの内容など、細かいところまでしっかりと話し合い、煮詰めていく作業は初めての体験でした。私は主催者側の立場での参加は初めてでしたが、とても勉強になりました。


本イベントで学んだことは、聞き書きとは「聞いて書くだけで終わり」ではないということです。それを何かしらの形にすることで、語り手の想いを昇華させていく「ケア」なのだと、改めて実感しました。


今回の講演では、「人は物語を生きている」という言葉がありました。どんな人にも生きてきた過去があり、これから歩みたい未来があります。点として存在するこれらの想いを、聞き書きを通じて線にすることで、目の前の語り手の想いを形にし、私たちはどんな支えになれるのか。そんなことを常に考えながら、これからもご利用者さまの人生、生活を支援していきたいと思います。


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