代表藤野インタビュー「所長候補募集の背景について(後編)」

会社説明会・見学会

2020.06.18

▲株式会社デザインケア 代表取締役看護師・藤野泰平(オンラインキックオフ前のオフショット)

株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 広報担当です。先日広報された「訪問看護ステーション所長候補募集」について、元某メディア編集長M(入社4カ月目)が代表取締役看護師・藤野にインタビューする企画、その後編です。今回は、具体的な人物像などについて聞きました。

Q.なぜ、メンバーではなく所長候補の募集なのですか?

藤野:前編でお話したとおり、今後全国で1万店舗の社会インフラになることを目指しているのですが、次のステップに進むための仲間の募集です。創業5年弱で0→1から1→10を実現しましたので、今後は10→100のフェーズに入ります。この規模の会社としては珍しく「教育研修部」があるなど、人材育成は最優先テーマと考えていますが、10→100の実現を社内リソースだけで目指すのはスピード感を失います。また、新しい店舗を展開することが目的ですので、その地域に思い入れがある人材が不可欠です。特に名古屋市内・名古屋市近郊(三重・岐阜含む)で訪問看護ステーションの管理者をやってみたいという方、興味がある方にまずは来てほしいと思っています。

Q.募集は名古屋近郊のみですか?

藤野:ケアの質を上げながら、スピード感をもって提供エリアを広げるために、名古屋を中心としたドミナント戦略を前提としています。現在想定しているのは、名古屋市内各区のほか、清須市・稲沢市・あま市・一宮市・岐阜市・豊明市・豊田市・豊橋市・春日井市・知多市などの周辺エリアです。所長をやっていただく前は現店舗の名古屋または東京で現場を経験していただきますが、将来的に全国各地で訪問看護ステーションを立ち上げたい、という方も歓迎いたします。実際、北海道や九州で訪看ステーションを立ち上げるために入社して、今まさにその準備をしている人たちがいます。エリアよりも意欲を優先しますので、ぜひご応募ください。

Q.PT・OT・STも応募できますか?

藤野:もちろんできます。現在も11店舗中、セラピストが所長・副所長をしている店舗が4つあります。また、横断組織としてリハビリテーション部も配置され、セラピスト部長がセラピストを統括しています。「みんなのかかりつけ」は、看護師とセラピストが在籍する訪問看護ステーションです。お互いがフラットな関係で利用者様にとって最高のケアを提供することに取り組んでいます。先輩のセラピストの話を聞いてみたい、というご希望も受け付けますのでご相談ください。

Q.所長以上のキャリアップの道はありますか?

藤野:あります。1万店舗を目指すにあたり、エリアごとの連携はとても重要です。現在も複数の店舗を1つのブロックとし、 統括するブロック長を配置しています。ブロック長は、所長と同じく看護師やセラピストといった医療者から任用しています。1つの店舗だけでない、より大きな権限と役割を目指すことが可能な環境です。

▲名古屋事業所内にて

Q.訪問看護の経験がなくても大丈夫ですか?必要な要件は何ですか?

藤野:鵜沼店の所長も病院看護師出身なので未経験でも全く問題ありません。訪問看護、在宅医療に興味があって、地域社会に貢献したいという熱意と、看護を磨き続ける姿勢、組織マネジメントへの関心がある看護師・セラピストを募集します。年齢は問いません。最年少の所長は26歳だったり、平均年齢は30代前半だったりと若手が活躍しているイメージがあるかもしれませんが、ベテランも活躍できる文化で、全員にチャンスが平等に与えられています。マネジメントについては、社内マネジメント大学で体系的に組織マネジメントを学ぶことができ、管理職になる前に準備をすることができます。また、マネジメントラダーという職能ツールを活用して、人材育成、プロモーション(任用)を行っているので、キャリアップの仕組みも整っています。

Q.訪看ステーション同士の競争も想定していますか?

藤野:最初にお話ししたように、現状、訪問看護ステーションの数は圧倒的に不足している状況です。とくに僻地と呼ばれるエリアにはほぼ存在していません。私たちの目的は、僻地も含めた日本中にケアを届けることなので、シェア争いは想定していません。最終的に日本中に訪看の空白地帯がなくなる世界が実現できれば、自社かどうかは重要ではありません。ただ、そのなかでよりよいケアを提供する存在であること、早くサービスの量を増やすことにはこだわりたいと思っています。

Q.他の訪問看護ステーションにはないかかりつけの特長は何ですか?

藤野:「デザインされたケアで。人生すべての段階で。すべての人々が豊かに暮らせる社会を実現する」というビジョンにこだわり続けていること、そして、日本中にケアを届ける社会インフラを目指していること、です。そのビジョンを実現するために、果たす役割(ミッション)、提供価値(バリュー)を言語化し、推進しています。詳しくはホームページもご覧いただければと思いますが、なかでも「ベターワーク」という考え方は、「最高のケアを提供するために、働く人の環境が大切」というもので、当社の大きな特長だと思います。業界水準以上の報酬体系・各種制度などはその考えに基づいて整備してきました。これからも進化させていくつもりです。また、副業や兼業もOKとしています。働きながら続けたい学びやライフワークがある方、歓迎します。

Q.あらためて、藤野さんが今目指している未来について語ってください

藤野:大きなビジョンは創業以来変わりません。しかし、時間は流れています。5年前に見た2035年は、そのときより5年分近くにあります。日本には十分なケアが受けられない人が存在していて、今後も増え続けるという現実があります。今後も確実に進み続ける高齢化にどこまで追いつけるか、今、日本中にある約1万店舗の訪問看護ステーションと同じ数の店舗を新たに創り、より多くの「自宅ですごしたい」を叶えたい。ただ、そこに訪問看護ステーションがあればよいというものでもありません。人口構造や社会の変化に対して役割も変化していく必要もあるでしょう。1万店舗を実現するためには、10万人のスタッフが輝いて働ける会社・職場を作らなければいけません。「この会社で働けてよかった」と思えるだけでなく、自社スタッフやその家族が「自分の会社のスタッフにケアしてもらいたい」と思ってもらえる、そんな会社にしたいと思っています。日本は超高齢社会として世界から注目されています。シンガポールの知人からもよく「日本はどうしてるのか?」と質問されます。日本での私たちの成功事例を世界にも広げて、地球の隅々までケアを届けられるようになれたら素敵ですね(笑)。


――(広報M)藤野さんありがとうございました。

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