平成30年・精神科訪問看護基本療養費算定要件研修会を開催しました

みんなのかかりつけの取り組み

2018.07.09

こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーションです。

愛知県訪問看護ステーション協議会で研修を実施させていただきました。3日間の研修会ですが、100名を超える方が参加してくださいました。

現在、精神科疾患を有している方は増加傾向で、H26年は392.4万人に上っています。認知症や気分障害の方が特に増えていることが厚生労働省のデータで示されています。統合失調症は100人に1人、うつ病は15人に1人、神経症・ストレス性障害は9人に1人、発症するといわれています。いわゆる5疾病5事業にも入っており、よくある疾患としてとらえることが一般的になりつつあります。


研修会では、WRAPについて非常に学びがありました。利用者(患者)様と希望やキーワード等を共有することが大切であり、落ち込んだ時にどうすれば元気になれるか、元気の道具箱を作ることも効果的だと知りました。精神科認定看護師さんからは、伴走することがとても重要であると教えていただきました。

基本的に精神疾患も循環器疾患等も同じであり、SDM(Shared Decision Making)することが大切であると理解できました。精神科領域でよく使われる、リカバリーの定義、満足感のある希望に満ちた人の役に立つ人生を生きること、それが大切であると再確認できました。


キーワードもいくつかありました。
自己決定を促すこと、今を共有すること、伴走すること。


精神疾患を持っている方が自宅で安心して暮らせるように、私たちもより一層しっかり学びたいと思います。

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