最期の瞬間までその人らしく生きる、その人生に寄り添うこと(社員インタビュー#5)

社員紹介・インタビュー

2018.08.11

こんにちは。株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 看護師の森田恭平です。第5回の社員インタビューは、2018年4月に入職した緩和認定看護師の男性社員・吉村さんです。「かかりつけのこと」を色々と聞きました。!(^^)!

Q.どんなところにやりがいを感じますか?


看護は、人の生活を支えその人の思う健康を目指すことができる素晴らしい仕事だと思います。その人が人生最期の瞬間までその人らしく生きられること、そのゴールを目指して伴奏者としてその人の人生に寄り添えること、それがやり甲斐となります。

特に緩和ケア看護ではその人の人生の最後に出会った人となる可能性があり、その人がとても素晴らしい人だとその人に思ってもらえればその人生の最期は素晴らしいものとなるのではと感じます。

Q.緩和ケア認定看護師目指すしたきっかけは?また得たものを教えてください


ある脳腫瘍末期の男性患者様が、最期は自宅に帰りたいと望み家族と相談しその思いを叶えようと動きました。当時は今ほど在宅看取りが叶えられる制度も整っておらず、家族と共に在宅療養に必要なものを必死で考え調整しました。

しかし、その準備の甲斐なく患者様は病院で最期を迎えられました。看護師として行える最後のケアとしてエンゼルケアをさせていただき、お帰りになる患者様をお見送りする際に、奥様から「これでやっと帰れます」と一言伝えられました。“自分だけで必死であがいても学べる範囲も深さも不十分である。もっと伝える力をつけて、自分と志を共有できる仲間を集めなければいけない”と感じました。その方への看護をきっかけに認定看護師への第一歩を踏み出しました。

緩和ケア実践の場では、よくその方の人生で得た学びを語っていただきます。その語りはその人の命そのものであり、人の命の輝きに関わらせていただいたからこそ、その命の輝きを伝え続けていくことが、教わった者としての責任だと考えます。認定看護師となったことで、私自身はその命の輝きを語る場を得られたと思います。これらの実践が緩和ケア認定看護師となり、看護師としてさらに人として学び得て、成長させていただいたことだと思います。

Q.ステーションの雰囲気はどうですか?


みんなのかかりつけ訪問看護ステーションでは、利用者様とご家族様について、その人らしさとは何か。何を支えることが自宅での療養を安心して、安全に過ごすことにつながるのか。何がその人生をハッピーにし笑顔を生み出すのか、日々ディスカッションされ、その実践がチーム内でフィードバックされています。さらに、利用者様の笑顔を生み出すため、内外で講師を募り、研修や勉強会を行なっています。

ステーション全体に最新の知識や技術が得られるような学び合える雰囲気があります。さらに、それぞれの経験から持ち得る得意なケア、その人の感性から生み出される素晴らしいケアが日々共有され、前向きに表現し承認し合うことができる環境作りを管理者をはじめ、スタッフレベルに到るまで浸透していると感じます。

私見ですが看護師は反省は大の得意、しかしできたことを認める自己肯定が極めて苦手に思います。そんな中、当ステーションでは、毎日の朝礼で「感謝のシェア」をしています。その日までにあった自分が感じた感謝を言葉で伝えることで、前向きに人を肯定し、互いを承認しやすい組織内の文化を作ることにつながっています。

お互いに尊敬し合える環境は前向きで建設的なチーム内の対話を生み出し、看護観や人生観を育むことができる、看護師としても人としても成長できる雰囲気作りに繋がっていると思います。

Q.入職を希望される方に一言


当ステーションは素晴らしい雰囲気で仕事ができる環境にあります。看護の仕事は人の命に関わるからこそ、簡単なものではなく、時に辛いことも経験します。だからこそチームの凝集性が重要となり、その力が「みんなのかかりつけ訪問看護ステーション」にはあります。

日々利用者様もご家族もチームの仲間も、そして自分自身も笑顔を大切にして、その人らしさを追い求めることができるチームです。ぜひ一緒に素敵な看護を実践しましょう。

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