訪問看護BCP策定「地域のリスクアセスメント」を行いました
訪問看護ステーション瑞穂
2022.07.14
こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション瑞穂 所長・災害看護専門看護師の大久保です。
訪問看護ステーションの運営において、災害や感染症の流行などの緊急事態でも、業務継続できるための視点は欠かせません。これをBCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)といい、医療・介護業界でもBCP策定が重要視されています。
災害時でもご利用者さまの健康と生命を守るために、私たちは訪問看護業務を継続することが重要です。みんなのかかりつけもBCP策定を進めており、まずは瑞穂店(愛知県名古屋市)から取り組み始めています。
今回はBCP策定の第一段階として、瑞穂店の周辺地域の「リスクアセスメント」を実施しました。
その最初のステップとして、ランチミーティングの時間を使って、BCPの基礎知識の共有と、防災マップ(ハザードマップ)を使用した地域のリスクアセスメントを行いました。
名古屋市瑞穂区は津波の浸水想定区域ではないものの、南側・西側を中心に、地震による液状化や浸水のリスクが高い場所があります。防災マップを読み解きながら、地域のリスクについてスタッフと話し合いました。
「昨年の豪雨の時はここの道路は浸水していて通れなかった」
「東側は高台だけど西に行くほど低くなっていて浸水地域が多くなっている」
「このあたりは道路も狭くて地震が起きたら通れなくなる可能性がある」
「名古屋市博物館の横に配水場があるから、災害時に水を確保できるかもしれない」
など、具体的な情報が集まり、スタッフが「地域を知る」機会になりました。
災害時でも地域の方の健康や生命を守れるように、チーム全体で災害への意識を高めて、ご利用者さまもご家族も安心して過ごせる社会を目指していきます!
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