「第7回日本聞き書き学校 in東京」に参加しました@有松店

訪問看護ステーション有松

2025.01.10

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松スタッフが参加した日本聞き書き学校


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松(愛知県豊明市)の看護師・蟹江(写真・一番左)です。12月21・22日に、横浜にぎわい座で開催された「第7回 日本聞き書き学校 in東京」に参加してきました。そのご報告です。


「聞き書き」とは、話し手の言葉を録音し、一字一句すべてを書き起こして、ひとつの文章にまとめる手法です。今回参加した「日本聞き書き学校」は、全国各地の聞き書きに取り組まれている方々が一同に会し、ともに学び、交流を深める会合です。


この学校に参加したのは、石川県で聞き書きに取り組んできた看護師さんとの出会いがきっかけでした。その方のご紹介で、名古屋で聞き書きに取り組む「聞き書き広場なごや」に参加するようになり、「日本聞き書き学校」にも前回から参加しています。

▲有松店から、わたくし蟹江が参加してきました


2日間にわたり、聞き書きの講演や、参加者の方の聞き書き本の展示などがあり、全国33都道府県の200名を超える参加者が集まる盛大なイベントとなりました。


今回のテーマは「バトンは君に」です。聞き書き学校校長の柳田邦夫先生、教務主任の小田豊二先生から、聞き書きのバトンが参加者へ引き継がれる感慨深い会となりました。


みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松スタッフが参加した日本聞き書き学校4
▲先輩たちが取り組んできた、聞き書きのバトンを引き継ぎました

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松スタッフが参加した日本聞き書き学校
▲名古屋から参加したメンバーと、聞き書き学校教務主任の小田豊二先生(写真・中央)


聞き書き学校では、聞き書きを主に自分史として取り組んでいます。一方で、かかりつけでは、聞き書きをアレンジし、ご利用者さまやご家族へのケアとして取り組んでいます。特に、意思決定支援やグリーフケアの場面において、重要なケアの1つとなっています。


有松店でも積極的に聞き書きに取り組んでおり、昨年は有松(名古屋市緑区)の古民家をお借りし、聞き書きの写真展を開催しました。
※写真展の詳細は,こちらの過去記事をご覧ください
『聞き書き写真展』のお礼とご報告@有松店

▲当日、有松店の写真展の様子を展示しました


イベント会場にてお一人、有松店の展示を熱心に見てくださっている方がいました。お話を聞くと、お父様を亡くされたそうで、ご遺族の立場から、かかりつけの聞き書きをお褒めいただきました。また、写真展の取り組みにも「地域を育む取り組みがいいですね」というお言葉をいただきました。


聞き書きはただ「聞いて書く」だけの作業ではありません。ご自身の語りを通して人生を意味づけしたり、記憶の整理によって人生に道筋をつけたりすることで、人生を肯定的に受け止め、誇らしさを取り戻すことのできるケアでもあります。


これからも有松店では、聞き書きを通して、ケアの本質を追求し続けていきたいと思います。


メルマガ会員募集中(月2回発行・無料・退会自由)! 登録は下記QRコード、もしくはこちらの登録フォームからご登録いただけます→メルマガ登録フォーム


【関連記事】
名大医学部にて『聞き書き』の看護実習を実施しました
「地域リハビリテーション活動支援事業」の情報交換会・懇親会に参加しました
20代で手術室から訪問看護へ「若いうちに訪問看護にきたからこそ人として成長できた」(社員インタビュー#27)


<お知らせ>
みんなのかかりつけ訪問看護ステーションでは、「日本の隅々まで最高のケアを届ける」というビジョンの実現を一緒に目指す仲間を募集しています。興味あるかたはぜひホームページからご応募ください。見学も受け付けてます!→【採用ホームページ:https://kakaritsuke.co.jp/recruit/

\ 私たちと一緒に働きませんか? /

\私たちと一緒に働きませんか?/
募集要項・採用応募はこちら

ブログカテゴリー