近鉄百貨店で開催されたイベントでミニ講演会に登壇しました@四日市店

訪問看護ステーション四日市

2025.09.30


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション四日市(三重県四日市市)、所長の松下です。9月14日、近鉄百貨店四日市店で、「健康」について考えるイベントが開催されました。四日市店から私が参加し、ミニ講演会に登壇しましたので、ご報告します。


これは毎年恒例の四日市のイベントで、敬老の日にちなんで、市民の方向けに開催されています。主催は四日市の医師会・歯科医師会・薬剤師会と三重県で、近鉄百貨店四日市店の場所を借りて開催されてきました。私の所属する三重県訪問看護ステーション協議会に、毎年医師会よりご依頼があり、私が代表して登壇しました。


今回のテーマは『医食同源~食べよう、変わろう、もっと健康に~』です。イベント当日、食や健康に関するさまざまなミニ講演会と、健康チェックが行われました。私はミニ講演会の1つを担当し、ご高齢の皆さま向けに「食べる」ことの大切さについてお話しました。

▲会場には大勢の方が参加されていました


今回のテーマである「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉は、「普段私たちが食べているものが、病気を治したり予防したりする薬と同じくらい大切」という考え方です。日々の食事が体をつくり、健康を維持する基本となります。


ただし、訪問看護では「よくむせる、肺炎になった」「最近、食欲がなくて…」「何を食べたらいいかわからない」という食べることに関するお悩みをよく耳にします。特に高齢の方に多いトラブルが誤嚥です。講演では、誤嚥や誤嚥性肺炎を予防する方法、安全に食事を楽しむ方法などをお伝えしました。


講演でお話した、「誤嚥を予防し、安全に食事を楽しむ簡単なヒント」を3つご紹介します。


1.姿勢を正す
食事をする時は、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばしましょう。猫背になったり、あごが上がった状態では、食べ物が気管に入りやすくなります。体形にあったテーブルと椅子を選びましょう。


2.食べる環境を整える
明るく、楽しい雰囲気に、家族の団らんも大事です。
太陽の光を取り入れ、静かな音楽をかけて、リラックスするのも良いでしょう。


3.食べる前に準備運動を
首や肩回りなど上半身のストレッチも大事です。
筋肉がかたくなっていたり、緊張していたりすると、スムーズな飲み込みにつながらないのです。
ほほの筋肉や唇、舌の運動も一緒にやりましょう。
「パ」「タ」「カ」「ラ」を連続して発音する『パタカラ体操』も効果的です。


    食べるときの環境を整え、簡単な体操や機能訓練を続けることで、誤嚥性肺炎を予防できることもあります。「医食同源」は、難しいことではありません。食欲がない時は、「これを食べなきゃいけない!」と義務のように考えるのではなく、「あれを食べたら元気になれそう」「今日はこれを食べてみようかな」と、食事を楽しむ気持ちも大切です。


    今回も大勢の方にご参加いただき、市民の方々の健康意識が高いことを毎年実感しています。このような活動を通して、一人でも多くの方のお役に立てることができれば嬉しいです。


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