Recruit

自分一人じゃ
できないことも、
チームや周りの力を
集めれば、きっとできる!

森田 恭平
看護師

1990年、北海道生まれ。2012年3月、室蘭市の市立室蘭看護専門学院を卒業後、登別の療養型病棟に勤務する。病院の統合に際し、希望で札幌に転勤、急性期内科での看護を1年半経験した。その後、かねてからの夢であった訪問看護の拠点長を目指し就職活動を開始、自分のやりたい看護を最も実践していると感じたデザインケアに転職を決意する。いざ、最愛の妻とともに名古屋へ。※肩書等は取材時のものです

自分たちで考えて、
みんなで実践できる場。
大変だけど、やっぱり楽しい

「事業所のスタッフみんなが、いかにケアに集中できる環境をつくれるか。今はこのことに全力投球しています」。名北事業所の所長として、9名のメンバーを率いる森田は、迷いなくこう語る。「もちろん、自分も一人の看護師としてまだまだ成長していきたいです。でも、それは自身の努力としてやればいいことで、私の役割は、個人ではなく『チームでできることの質や量の最大化』、これを実現する組織づくりだと自覚しています」。そのチャレンジのベースとなるのは、デザインケアに所属する一人ひとりが自分らしくポジティブに働ける環境である、と森田は断言する。「私たちの言う『Better Work』、これが全ての起点となります。例えば、全員が定時に帰ること。これって看護の現場だと簡単なことではありません。誰が、どの利用者様を、どんな順番で訪問すれば、最もスムーズな訪問動線をつくれるのか?天災や予約変更といった緊急対応も想定しておかなければなりませんし、スタッフの勤務予定や訪問履歴、コンディションを把握しておく必要も出てきます。事前の準備と情報の共有化、瞬時の対応力があって初めて実現できるもの。所長である自分だけではなく、事業所全員の意識レベルや行動レベルが同じ強度、同じベクトルであることがとても大切です」。『みんながハッピーで働いているからこそ、良いケアを届けられる。だから力を合わせて定時に帰って、プライベートを充実させようよ!』。こうした共通認識が育まれているからこそ、自分たちで考え、自分たちでさまざまな工夫やアイデアが生み出せるし、みんなで実践できる、と森田。「この循環をさらに強くして、『Better Care』を進化させていきたいですね」。

どこでも誰でも最後まで、
自宅で暮らせる。
そんな未来を、いつか北海道でつくる

森田は名北事業所でのチームマネジメントだけではなく、地域を巻き込んだ新たな活動も推進し始めている。訪問看護の仕組みや重要性、デザインケアの取り組みを伝播するために、地域のお祭りへの出展を企画したのだ。これからも進行する高齢化社会に対応していくためには、今まで以上に医療と地域社会との連携が不可欠となる。この、デザインケアで言うところの「Better Community」推進の小さな一歩を、森田自らで踏み出した。「デザインケアでは、自分で手を挙げて新しいことにチャレンジできる制度と風土が根付いています。私自身もブログを開設したり、SNSを活用してコミュニケーションやPR活動を促進したりと、積極的にやりたいことに挑戦しています。自らで機会をつくり、自らで実践できるというのは、仕事をする上で本当に魅力ですね」。現在はアクティブに、ここ名古屋で活躍する森田だが、いつかは生まれ故郷の北海道に戻りたいと話す。「どこでも誰でも最後まで、自宅で安心して暮らせる社会をつくる。私たちなら必ずできる。そして、それを北海道でカタチにするのは自分だと思っています」。