訪問看護ステーションで連休を!『続・長期休暇プロジェクト』@植田店

訪問看護ステーション植田

2022.06.06


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション植田 所長・看護師の曽雌(そし)です。


植田店では、仕事もプライベートも充実しよう!と2021年9月から長期休暇プロジェクトを行っています。(前回の記事はこちら


目的は、BetterCare(最高のケア)の提供に不可欠なBetterWork(まず自分たちがハッピーであるべき)の実現です。


プロジェクト開始後、スタッフ8名中、私を含めた4名が4日間の連休を取得しました。コロナ禍で長期旅行が難しいので、スタッフで話し合い、1週間ではなく4日間の連休を小分けに取ることに決めました。


工夫しながら取り組み、良い結果も生まれました。続報をお届けします!

所長の連休報告:平日を贅沢に過ごす時間を妻とシェア


まず、ついに所長である私が11月に4連休(土日含む)を取得したので、その感想からお伝えします。


第一希望だったキャンプはあいにく都合がつかなかったため、平日を1日ずつ妻と私が自由に使える日にしました。


私は、自由な1日のなかで、10年以上ぶりに1人で映画を観に行くことができました。平日の空いている映画館で、ポップコーンを食べながら集中して映画を観る。ぜいたくな時間の使い方でした。そのまま1人でランチにも行き、普段の休日では味わえない充実した1日になりました。


残りの平日は、私が子どもの面倒を見ている間に、妻が自分の買い物やランチに時間を使ってゆっくり過ごしました。3人子どもがいるので、普段の忙しい家事・育児から久しぶりに開放されたようでした。


私も妻もリフレッシュでき、家族にとっても充実した連休となりました(^^)/

スタッフの連休報告:普段は見れない子どもの姿が見れた!


4月に4連休を取得した加藤さん(看護師・PT)にも、連休の感想を聞いてみました!


(加藤)
「連休中の一番の思い出は、子どものサッカーの習い事を見に行けたことです。普段は仕事のため習い事に行けないので、子どもの頑張る姿をしっかり見学し、子どもの成長を感じて嬉しくなりました。


他の日には、なかなか手がつけられなかった自宅の片付けや掃除をしたり、趣味のラーメン食べ歩きをしたり、普段できないことをしながら過ごせました。


まとまった休みがあることで、しっかりとリフレッシュできます。」

▲家族と楽しい時間を過ごすことは、僕のパワーの源です(記事トップの写真も加藤さん)


加藤さんも家族との時間を満喫できたとのことです。いつもは仕事している曜日が休みになると、普段と違った時間が過ごせるというメリットがありますね。

長期休暇を可能にするために必要なこと


あらためて、この取り組みで重要なポイントを振り返りたいと思います。


重要なのは、長期休暇を取るためには、担当スタッフが不在でも困らないシステムを作ることです。そのために、普段から、どのスタッフでもすべてのご利用者さまに訪問できる体制を整えました。


具体的には、ランチミーティングや連絡チャットツールの活用、訪問同行などによる情報共有です。


ご利用者さまに対しては、スタッフの休暇を事前に伝え、不安を感じさせないよう配慮しました。


また、所長が不在でも対応できるよう、新規依頼時やトラブル発生時用の「確認することリスト」を作成。通常の所長不在時も活用することで、連休中も対応できる準備をしました。

誰でも訪問できる仕組みで安心して長期休暇へ


連休取得の体制づくりで、スタッフは安心して長期休暇を取ることができています。ご利用者さまや連携先からの不安やトラブルもありませんでした。


スタッフ自身の変化として、当事者意識の高まりが見られます。全員でご利用者さまを支える、という意識が浸透したことで、「◯◯さんの訪問に同行したい」という提案が以前より増えました。


また、「いざとなれば誰かがフォローしてくれる」という安心感によって、「自分が一人だけで休んではいけない」「一人で何とかしなくてはいけない」という訪問スタッフのプレッシャーが軽減されました。


不安が減ることで、よりケアの向上に向き合えるようになったり、心理的な健康状態が保てるようになりました。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション植田店・スタッフ加藤さんの長期休暇プロジェクトのミーティング
▲長期休暇プロジェクトで、これまで以上にチームワークが高まりました

長期休暇がコミュニケーションを活性化


想定外の効果として、スタッフ間のコミュニケーションが活性化するという効果もありました。


休暇中にどこに行くか、何をするかなど、長期休暇自体がお互いのプライベートを知るきっかけや会話のネタとなり、スタッフ同士で話をする機会が増えました。


コミュニケーションが活発になることで、仕事に対しても前向きな話し合いが増えたと感じます。


スタッフからは「話題が増えた」、「趣味や嗜好がわかった」という声もありました。

BetterWorkから最高のケアへ


率直に、このプロジェクトに取り組んでよかったと思います。事業所全体に良い効果があり、他の取り組みにも挑戦できる!という自信につながりました。


今後も最高のケアのために、BetterWorkを両立させながらチャレンジしていきたいと思います。


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