有松店所長が心不全療養指導士の資格を取得しました

訪問看護ステーション有松

2023.04.28


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松(愛知県豊明市)、所長・北川です。昨年の12月に受けた、心不全療養指導士の資格に合格しました。


心不全療養指導士は、一般社団法人日本循環器学会が2021年度に設立した認定資格です。病院から在宅、地域医療まで、心不全のある方を幅広くサポートすることを目指す、人材育成の取り組みの1つです。


心不全はいったん発症したら完治することはなく、徐々に進行していきます。しかし、悪化する要因の解決や生活習慣の見直しができれば、その進行を遅らせてご自宅で穏やかに過ごすことも可能です。 また、健康な状態から早期介入できれば、心不全の予防につながります。


私が資格を取得しようと思ったのは、心不全のあるご利用者さまへより良いケアを提供するだけでなく、「血圧が高め」「健康診断でコレステロール値を指摘された」など、まだ心不全になる前の段階で何か介入したいと思ったからです。eラーニングの受講、症例報告(5例)、認定試験を経て、合格できました。

▲症例報告は大変でしたが、多くのことを学び、広い知識を得ることができました


資格取得後、私が学んだ知識はご利用者さまへのケアに活かされています。あるご利用者さまは血圧計をご自身で購入し、毎日の測定を始められました。採血結果を毎回教えてくださるようになったご利用者さまもいます。


これまでの学びがご利用者さまのためになっていると感じ、とても嬉しく思います。また、一般社団法人日本心不全学会が発行する『心不全手帳』を使い、先日退院されたご利用者さまへのケアに導入しました。


心不全は進行するにつれ、生活上の制限が多くなります。増悪するとさらに制限が厳しくなり、さまざまなことを我慢しなければなりません。そうなったとしても、私たちがチームで最高のケアを届け、笑顔を集めるハピプロを行い、辛さを少しでも和らげることができたらと思います。


有松店は、お看取りのケアに力を入れています。私の学びを活かし、これからは心不全のある方への意思決定支援や緩和ケアにも積極的に取り組みます。そして病院の職員、地域の皆さまから、安心して任せていただけるステーションを目指します。


また、地域の方に向けて、心不全の予防や啓蒙活動にも取り組みたいと思います。その取り組みをこれからお届けしますので、ご期待ください。


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