訪問看護がコンサートで地域とつながる!続・音楽会プロジェクト@高畑(後編)

訪問看護ステーション高畑

2023.06.10


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション高畑(名古屋市中川区)の作業療法士・伊藤です。しばらく前になりますが、2月19日に中川文化小劇場で行われた『おとのもりコンサート』にて、高畑店スタッフが出演しました。


前編では準備編の内容をお伝えしましたが、今回は、コンサート当日の様子のご報告です。
【前編の記事はこちら】訪問看護がコンサートで地域とつながる! 続・音楽会プロジェクト@高畑(前編)

おとでみんながhappiness!


高畑店スタッフの演奏の前に、バイオリンを演奏するお子さんと森田所長が共演しました。主催者様からのご紹介で実現した組み合わせです。


事前練習で初めてセッションした時に『楽しい!』と目を輝かせたお子さんの表情がとても印象的でした。本番も、息の合った迫力ある演奏を聴かせてくれました。

▲森田所長(写真右)がパーカッションで演奏をサポート


そして、私たちの出番が来ました。舞台裏では「楽しもう!」と声を掛け合いながら緊張をほぐし、ステージへ。観客の皆さま、応援に来てくださったご利用者さまのご家族に見守られながら、私たちの演奏が始まりました。

▲楽器演奏をバックに、歌と手話ダンスを会場に届けました


私たちが選んだ歌は、嵐の『happiness』です。「走り出せ 走り出せ 明日を迎えに行こう♪」という歌詞は、前に進むために背中を押してくれます。この歌の力を借りて、それぞれの『おと』や『手話ダンス』、会場の皆さまの手拍子が一つになったように感じました。


演奏の動画はこちら→https://youtu.be/nqu3OOBxrLM


そして、温かい拍手に包まれて、私たちの演奏は終了しました。サポートしてくださった主催者様や会場スタッフ、手話の先生、当日音楽を聴きにきてくださった会場の皆様のおかげで、練習以上の大きなhappinessを作り上げることができました。


演奏後、主催者様から「(高畑店のスタッフは)いつもそうなんです。とにかく楽しく。出逢った人との縁を大切に、一つ一つ広げていこうとされています」と心温まるお言葉をいただきました。

▲当日、育休中のスタッフも応援にかけつけてくれました


happinessを広げるために


後日、会場に来れなかったご利用者さまには、本番の動画をお見せしました。


「やっぱり音楽って元気が出るわ。ダンスもすごく上手ね。ふふふ」
「縁ってどこにあるかわかんないですね。私も夫と出会えたから今こうやって幸せなんです」
「私も目の見えない人にボランティアでいろいろやってたんよ。懐かしいなぁ、青春やねぇ」
など、ご利用者さま一人ひとりが『おと』を楽しみながら、人生や思い出を振り返るお話をしてくださいました。


人の心を動かす音楽のすばらしさを体感し、私たちもhappinessになりました。

そして地域のhappinessへ


『おとのもりコンサート』への出演は今回で2回目ですが、出演することだけが目的ではありません。高畑店スタッフには「コンサートの経験を次に生かしていきたい!」という想いがあります。


その背景には、出逢った方々、まだ出逢っていない地域の皆さまが、どんな状況にあっても、望む場所で自分らしく過ごせる町であってほしいという想いがあるからです。


『こんな看護師やリハビリの人が町にいるんだ』と多くの方に知っていただくために、もっと地域に溶け込んだ訪問看護ステーションでありたいと思っています。


高畑店の強みは、なんでもチャレンジするフットワークの軽さ、みんなで考え、みんなで成し遂げるチームワークです。出逢った方々とのつながりを大切にして、中川区の地域づくりに貢献していきます。


困っていること、私たちがお役に立てそうなことがあれば、ぜひご相談ください!


※記事内の写真は、掲載許可を頂いています


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