訪問看護で「聞き書き」やってます

みんなのかかりつけの取り組み

2021.01.26

聞き書き

株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション、教育研修部です! 

突然ですが、みなさん「聞き書き」って知ってますか? 私たちの訪問看護ステーションでは、医療的なケアだけでなく、「聞き書き」というケアにも取り組んでいます。今日は、その内容についてご紹介します!

「聞き書き」って何?


「聞き書き」とは、語り手の話した言葉をそのまま書き止め、語り手が目の前で話しているかのような文章としてまとめる手法です。みんなのかかりつけ訪問看護ステーションにとっての「聞き書き」は、ご利用者さまやご家族といった「語り手」の気持ちを聞き、言葉という文章に代えて手紙に綴るというもので、「ケア」の一環でもあります。

この「聞き書き」というケアは、ときには語り手が胸の内に秘めた想いをすくい取ることだったりします。それは意思決定支援の場面や、グリーフケアで活躍します。


また社内では、そんな取り組みをしているスタッフを「Care Writer(ケアライター)」と呼んでいます。今回は、そのケアライターの聞き書きをご紹介したいと思います。

※掲載については、ご本人またはご家族の承諾を得たうえでご紹介しています
※聞き書きの内容は、個人が特定されないようアレンジしていることがあります

Aさまの聞き書き by黒川店看護師(20代)


健常者じゃないヒトを相手にする仕事ってたいへんね。だって私みたいに壊れていくヒトの相手でしょう。

どうですか?大変じゃないですか?

皆さんどんな事を思われるんですか?何を大切に思われる事が多いですか?

5分前のことを私は忘れてちゃってるし、きっと何度も同じことを話してたりしていると思いますからね。あなたたちが言ってくれた事も、数分後には忘れているんです。迷惑かけてないでしょうか。

そうですね。最初は不安でしたね。今は忘れてしまうことが悲しかったり、悔しかったりしません。そりゃ少し前、そんな気持ちになる事がありました。でも考えても仕方ないことでしょう。そしたらまあいっかって思えるようになって…。そんなもんです。


何かに追われる生活じゃなくて、何にも追われない今の生活もいいんじゃないかって、そんな気持ちですね。


私ができる範囲のことを知っていて、できることをするだけですよ。若い頃、忙しく生活していた分、今はゆっくりと生活して主人の食事を作って週1回目的を持った外出をすること。それが私の今の仕事です。

病状は忘れちゃうかもしれません。こうやって、あなたたちが私のことを看てくれているので心配していません。いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。

「聞き書き」活動のこれから


みんなのかかりつけでは、「聞き書き」は特別なことではなく、多くの訪問スタッフが日常的に行っています。そして、これからも「最高のケア」をお届けする取り組みとして継続します。今後、シリーズで定期的にケアライターたちの「聞き書き」をご紹介できればと思います。楽しみにお待ちください!


【関連記事】
聞き書き(その七)『人を思いやる』
聞き書き(その八)『あの時のうまさが忘れられない』
聞き書き(その九)『親にとっての幸せ』


<お知らせ>
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