『訪問看護と介護』8月号で東京店の地域連携の取り組みが紹介されました

訪問看護ステーション東京

2021.08.09

みんなのかかりつけ東京店

『訪問看護と介護』(医学書院)2021年8月号にて、株式会社デザインケア・みんなのかかりつけ訪問看護ステーション東京の地域連携活動が紹介されました。

株式会社デザインケアには大切にする3つのバリュー(価値)「ベターワーク」「ベターケア」「ベターコミュニティ」があります。東京店も2019年12月の開所以来、「日本の隅々まで最高のケアを届ける」ビジョン実現に向けて、バリューを高める取り組みを行ってきました。今回は、そのなかの「ベターケア」と「ベターコミュニティ」に関わるテーマについてご紹介いただきました。簡単にその内容について、ブログでもご紹介します。

地域でご利用者様を支える


訪問看護ステーションとして、ご利用者さまへ「よりよいケア」をお届けするためにはどうすればよいか? みんなのかかりつけでは、様々な仕組みや取り組みによって「最高のケア」を日々探究し、より多くの「生きる希望」「生きる力」へ繋げたいと考えています。加えて、看護師やセラピストの訪問時間以外の時間も含めて、ご利用者様の生活を支える仕組みも、「在宅で安心して暮らせる社会」を作るためには不可欠であると考えています。

そのために、地域の病院やクリニックの他、ケアマネジャーさん、介護施設、ヘルパーさんなど医療介護関係者はもちろん、自治体や近所の住民の方とも繋がり、連携して、助けが必要な方を支える仕組みづくりにも取り組んでいます。

ある集合団地での訪問活動

東京店の訪問エリアにある、とある集合団地。古い団地であれば住んでいる方同士の強い繋がりがありそうですが、実態は必ずしもそうでもありません。近隣とのつながりが切れてしまっている高齢者の存在など、ここでも国内の他地域と同様に、超高齢社会共通の課題が存在していました。

一般的には「困難ケース」と呼ばれるものかもしれませんが、あるご利用者さまへの関わりをきっかけとして、東京店ではこの地域での連携強化が進んでいます。

認知症があり近隣の方と騒音トラブルが起きていた方への訪問看護が始まった際、ご本人に一つ一つその理由を聞いていくことで原因が分かり、どう対応すればよいかが分かるようになりました。その様子を見ていた近所の方が「そうやって対応すればいいのか」と理解され、以降、訪問時に顔を合わせると近況報告をしてくれたり、緊急時に家族の代わりに連絡をくださるようになりました。

想いを汲み取り、話に耳を傾ける


この取り組みをきっかけに、地元のケアマネジャーさんとの連携が始まりました。その後もこの集合住宅でのケースに関わり、ご利用者様に状態変化があったときに限らず、ケアについて意識していることを常に話し合うことで、チームとして地域を支える取り組みを行っています。

たくさん人が住んでいても、人と人の繋がりがあるとは限りません。古い団地においては、隣同士の繋がりもなくなってしまっているケースもあります。その繋がりを繋ぎ直すために、1人ひとりのご利用者さまに耳を傾け、大切にしていることを汲み取り、「ベターコミュニティ」活動をより進化させていきたいと思います。

・医学書院『訪問看護と介護』8月号目次URL

ケアマネ前川さんと寺﨑
▲連携しているケアマネジャーの前川さん(左)と東京店所長・寺﨑(右)


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