STが介入したご利用者さま、目標達成となりました

訪問看護ステーション名古屋

2022.02.14

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション_ガッツポーズのご利用者さま
▲2022年お正月に雑煮を食べられるほど回復。ガッツポーズするMさま


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション名古屋・ST(言語聴覚士)の高野です!


みんなのかかりつけには、訪問看護では数少ないSTが4名在籍しており、ご利用者さまへ食事やコミュニケーションに関するリハビリを提供しています。今回は、STが介入して目標達成できたMさまをご紹介します。

趣味のテニス、旅行、食事ができない状態からの介入開始


Mさまは86歳の男性で、難病の皮膚筋炎を突然発症し、緊急入院されました。病院での治療が終わり、退院直後から私たちの訪問が始まりました。


発症の2ヶ月ほど前までは、ご友人とテニスや旅行を楽しみ、食べることも大好きで、はつらつとした生活を送っていました。


発症後は嚥下機能が低下し、初回訪問時の食事はミキサー食、むせも多く、痰つぼ代わりのコップを常に手放せず、1人で歩くのも難しい状況でした。


そんな中でもMさまは、「以前のように食べ歩きで食事を楽しみたい」、「友人といろんな所に遊びに行きたい」と強く希望されていました。


その希望を叶えるため、週2回のSTのリハビリを開始。体力も落ち、筋肉の痛みとの戦いの中、自主練習も熱心に取り組んでいただきました。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション_お茶中のご利用者さま
▲発症前に通っていた喫茶店でひさびさのティータイム

介入開始4カ月で回復、そして目標達成!


Mさまの日々の努力により、嚥下機能は徐々に回復し、訪問開始4ヶ月後には家族と同じ普通食を食べられるほどになりました。痰つぼ代わりのコップも、もう必要ありません。


筋力低下による歩行困難も、リハビリにより少しずつ改善しています。発症前には歩いて通っていた近所の喫茶店まで、なんとか行けるようになりました。食事形態も改善されたため、お茶を楽しめました。


最近ではご友人との交流も増えて、カラオケや喫茶店での会食を楽しんでいます。STとしての介入は、めでたく目標達成となりました。


これからは以前のような脚力を取り戻して、友人と旅行に行くことが目標だそうです。


Mさまの努力あっての回復でしたが、こんな風にご利用者さまの生きる希望に寄り添えることに、とてもやりがいを感じています。


これからも、ご利用者さまが希望を叶えられるようなケアをお届けしたいと思います。

※記事掲載にあたり、ご利用者さま、ご家族から許可をいただいています。


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