私たちがハピプロをする理由を考えました@瑞穂店|みんなのかかりつけ訪問看護ステーション

私たちがハピプロをする理由を考えました@瑞穂店

訪問看護ステーション瑞穂

2026.11.04


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション瑞穂(名古屋市瑞穂区)の理学療法士・古瀬(写真・中央手前)です。今回は、私たちがハピプロをする理由について、瑞穂店スタッフとともに振り返りました。そのご報告です。


みんなのかかりつけでは、ハッピープロジェクト(以下、ハピプロ)と題して、日々のケアの中でご利用者さまやご家族に向けて、「治療や介護といったことだけにとらわれずに、その人が生活の中で楽しみにできることや、喜びにつながることをスタッフと一緒に作っていく活動」を行っています。


瑞穂店に新しいスタッフも加わったので、原点に立ち返ってハピプロについて考えてみようと考えました。そこで、スタッフにアンケートを行い、ハピプロについてどんなことを思っているのかを聞いてみました。

Q. あなたにとってハピプロとは何ですか?


「ご利用者さまに合わせたひとつのケア。ご利用者さまとの関係構築に繋がる」
「ご利用者さまと喜びを共有するツール」
「ケアを受ける側、ケアを提供する側双方の心の潤い」
「一緒に笑顔になれるイベント」
「ご利用者さまの笑顔を集める」
「ご利用者さまが笑顔になるきっかけの出来事になればいいな、というもの」


一人ひとり表現は違いますが、共通しているのは、ご利用者さまと一緒に喜び、笑顔になりたいという想いです。


訪問看護では、体調管理や医療的なケア、リハビリテーションなど、さまざまな支援を行います。もちろん、それらは大切なケアです。でも、私たちが向き合っているのは、病気や症状だけではありません。その人がどんな生活をしてきたのか。何を大切にしているのか。何を楽しみにしているのか。そうした一人ひとりの「その人らしさ」に目を向けることも、私たちが大切にしていることです。

Q. なぜ、ハピプロをするのか


「日々の変化を感じることの少ない生活をされているご利用者さまの生活に彩りを添えるため」
「ささやかでも楽しみや笑顔になれる瞬間を作り出すことで、苦痛やストレスだけの生活にならないようにしたい」
「より良いケアを実現するため」


ハピプロは、単に楽しいイベントを行うことが目的ではありません。毎日の生活の中に、少しでも楽しみや嬉しさを感じられる瞬間をつくる。そのことで、意欲が高まったり、前向きな気持ちになったりするきっかけをつくる。それも、私たちが考える「より良いケア」のひとつです。

▲10月はハロウィーンのハピプロです。皆様に季節を感じていただきました

Q. これまでにハピプロをやっていて嬉しかったこと・印象に残っていること


「ご利用者さまの笑顔をたくさん見れること」
「誕生日にお花をプレゼントしたら泣いて喜んでくれた」
「誕生日ハピプロを待っていてくださった方がいた」
という嬉しいエピソードが複数ありました。


また、「結婚式を挙げていなかったご夫婦のために、ご自宅でプチ結婚式のような時間をつくり、写真を撮影したこと。」というエピソードがあがりました。ハピプロを通じてそのご夫婦にとって、大切な思い出となる時間を一緒につくることができたことは、私たちにとっても素敵な思い出となっています。


病気や障害があっても、大切な人と過ごしたいという気持ちや、人生の中で大切にしてきた思い出は変わりません。だからこそ私たちは、病気や症状だけではなく、その方が歩んできた人生や、大切にしているものにも目を向けたいと考えています。

Q. ハピプロを通じてご利用者さまにどのようになってほしいか


「少しでも日常に楽しさや嬉しさを感じてほしい」
「少しでも、その日だけでもいい時間だったなと思ってもらいたい」
「日常に少し楽しさを感じてほしい」
「笑顔になってほしい」
「楽しい時間を感じてほしい」
「なにかポジティブな感情が出たら嬉しい」


どれも、劇的な変化が生まれることを求めているわけではありません。「今日はちょっと楽しかったな」「今日はいい日だったな」「嬉しいことがあったな」そんな小さな気持ちを、ひとつでも生み出すこと。それが、私たちの目指すハピプロです。

Q. 今後やってみたいハピプロ


「一人ひとりのご利用者さまに合わせたこと」
「可能な範囲でどこかに一緒に出掛けてみたい」
「お茶会、ネイル、毛染め」


そして、こんな声もありました。「その人が以前習慣としてやっていたけど、今は病気や障害でなかなかできなくなったことを再現するハピプロをしてみたい」


私たちは、こうした考え方を大切にしていきたいと思っています。病気や障害によって、以前できていたことが難しくなることがあります。だからこそ、「今できること」だけを見るのではなく、その方がこれまでどんな生活を送り、何を楽しみ、何を大切にしてきたのかを知る。そして、その人が大切にしてきた時間を、もう一度形にできる方法を一緒に考える。それもハピプロのひとつの形なのだと思います。


お茶を楽しむこと。おしゃれをすること。誰かと一緒に出掛けること。昔の日課をもう一度やってみること。一人ひとり違う「やってみたい」を大切にしながら、これからも私たちらしいハピプロを続けていきたいと思います。


ハピプロを通して生まれるのは、ご利用者さまの笑顔だけではありません。ご利用者さまが喜んでくださる。その姿を見て、私たちも嬉しくなる。そして、「次はどんなことをしよう」と考える。そんなふうに、ハッピーがつながっていくことも、ハピプロの魅力です。


ご利用者さま一人ひとりの「その人らしさ」に寄り添いながら、これからも小さなハッピーを届けていきたいと思います。


※記事内の写真は、許可を得て掲載しています


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