ご利用者さまの生活を支える地域連携@名古屋店

こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション名古屋（名古屋市中区）の看護師・小野田です。弊社ではベターコミュニティ（医療・看護に基づく地域創生）という価値感を大切にしています。

今回、その一環として、グループホームとの連携活動を行いました。そのご報告です。

対面でご利用者さまの申し送りをしました

先日、２年間訪問看護で介入したご利用者さまが、グループホームへ入居されることが決まりました。

一般的には、ご利用者さまの情報を施設へ伝える際、文書で申し送ります。しかし、そのご利用者さまは、訪問看護や他のさまざまななサービスの導入が困難でした。

この背景を踏まえ、今回は文書だけでなく、詳細な申し送りが必要と考えました。そこで、事前面談という形で、グループホームの管理者・ヘルパーの皆様へ対面で申し送りをしました。

当日、ご利用者さまの状態以外に、生活背景やこれまでの人生で大切にされてきたことなど、個別性を意識した内容で申し送りしました。

詳細をお伝えしたことで「ケアへの備えができる」とお喜びいただけました。ご本人を始め、受け入れ先の職員の皆さまの安心につながったのではないかと思います。

これからも大切なご利用者さまの情報をお伝えする際には、文書だけでなく対面で申し送る機会をつくっていきたいと思います。

後日、看取りの講義をしました

対面での申し送りをした際、施設での困りごとがないかヒアリングをしました。すると、偶然にも施設内でのお看取りを開始されるとのことで、看護師による看取りの講義をしてほしいとご依頼をいただきました。

参加した皆さまから、看取りの際のご利用者さまの身体の変化や、状態観察の方法など、多くのご質問があり、活発な意見交換ができました。

今後もご希望があれば、続編として開催予定です。

今回のグループホームとの連携を通して、看取りのケアに関わる医療・介護スタッフの育成の重要性を学ぶことができました。

入所したご利用者さまにとっては、グループホームがご自宅になります。新しいご自宅で安心して生活できるよう、これからも地域連携を深めながら、私たちにできることを探していきます。

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