東海嚥下食研究会の調理実習に参加しました@有松店

訪問看護ステーション有松

2023.07.18


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松(愛知県豊明市)、看護師の石井です。6月24日に開催された東海嚥下食研究会の調理実習に、有松店スタッフが参加しました。そのご報告です。


東海嚥下食研究会は、愛知、三重、岐阜などで活動する多職種が集まって活動する、嚥下や介護食の研究会です。今回参加したのは、嚥下調整食の作り方を学ぶ調理実習です。


私は病院で働いていた頃、調理方法について興味はあったものの、調理師や管理栄養士との関わりが少なく、嚥下調整職の作り方を知る機会はありませんでした。


しかし、在宅ケアでは、ご家族が嚥下食を調理される方や、宅配食を利用されている方が多くいらっしゃいます。そこで、在宅で生活されている方へ嚥下食の情報提供ができればと思い、有松店の言語聴覚士の瀧本さんと一緒に参加しました。


当日は、病院や施設、クリニックなどさまざまな職場から、調理師と管理栄養士の方が13名参加しました。


今回作ったメニューは、だし巻き卵、カツサンド、大葉のシャーベットです。調理開始前に、講師である調理師の八木さんから調理過程とポイントの説明がありました。

▲各テーブルで、調理師、管理栄養士のスタッフ(写真・左)が指導してくださいました

▲スタッフの指導のおかげで、初心者の私でも安心して作ることができました


カツサンドのパンは、ゲル化剤と牛乳を混ぜ合わせて浸透させることで水っぽくならずにすみます。また、シャーベットもとろみ剤を混ぜ込むことで、時間が経っても固さと食感を保てます。


食べる動作に時間がかかる方が、最後まで美味しく食べられるようにさまざまな工夫がされていました。


ミキサーを使用して食材を撹拌する工程では、同じ材料でも撹拌の具合によって完成時のなめらかさに差が出るという気づきもありました。


調理過程は決して簡単なものではありませんでしたが、ご家族にも取り組んでいただけそうな内容だったと思います。食を楽しみにされているご利用者さまの生活の質の向上につながると感じました。


また普段あまり関わることのない調理師、管理栄養士の方から、患者さまやご利用者さまへの熱い想いを知ることもでき、とても有意義な時間となりました。


今回、嚥下調整食の作り方のコツを学ぶことができ、ご利用者さまへのケアにつながる多くの学びを得ることができました。


今後は言語聴覚士と協力して、食を楽しんでいただけるような提案をしたいと考えています。ご家族に調理過程やレシピなどをお伝えしたり、寒天やゼリーなどのデザートを一緒に作ってみたり、多くのアイデアが湧いてきました。


店舗内のスタッフとも共有しながら、善いケアをどんどん拡げていこうと思います。


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