精神科認定看護師に講師をしていただきました@瑞穂店

訪問看護ステーション瑞穂

2024.07.13

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション瑞穂の勉強会


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション瑞穂(名古屋市瑞穂区)の理学療法士・古瀬です。先月、愛知県精神医療センター(名古屋市千種区)の精神科認定看護師・新美さんにお越しいただき、コミュニケーションについての勉強会を開催しました。そのご報告です。
※新美さんは写真・後列中央、古瀬は写真・後列左です


以前、愛知県精神保健医療センターにて、新美さんと一緒に、認知症のあるご利用者さまの症例報告会を開催しました。そのときからご縁が続いており、今回ランチミーティングでの勉強会を依頼しました。


勉強会テーマは「関係性構築に向けたコミュニケーションスキル」です。訪問看護の業務では、ご利用者さまはもちろん、ご家族、ケアマネジャー、主治医、ヘルパー、福祉用具の企業の方など、多くの人とコミュニケーションを取る機会があります。


ケアの最中や情報共有などの場面で、お互いに気持ちのいいコミュニケーションが取れることで、よりスムーズに連携ができ、関係性の構築や善いケアにつながると考え、お話いただきました。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション瑞穂の勉強会2
▲講義中のロールプレイで、コミュニケーションスキルを使った場合(上)とそうでない場合(下)をスタッフ同士で体験しました


ロールプレイ後、「相手の話を聴きながらリアクション(相づちやうなずきなど)を取ったり、オウム返しを使って話を聴いてもらうと、話す方も聴く方も楽しく盛り上がった」 「話を聴いてくれない態度だと悲しくなり、もう話したくないと思った」などの感想がありました。


また、よいコミュニケーションを取るために「ONの関係・OFFの関係」を意識するというスキルを教えていただきました。「ONの関係」とは相手が言っていることをよく聴き、理解し、伝わっていることをきちんと示すことで、相手に「わかってもらえた」と感じてもらえることができている関係性を指し「OFFの関係」はその逆のことを意味するそうです。


訪問中にご利用者様から「話を聴いてもらえるだけで元気がでる」「話していて、すっきりした」と感謝を伝えていただくことがありましたが、これまでは「話を聞いただけだけどよかったのかな・・・」と、どこか自分の関わりに価値を見出しきれずにいました。


しかし今回の講義を受け、コミュニケーションをする中で楽しい気持ちになり、元気になれることを身をもって体験し、改めてコミュニケーションもケアの1つであることを再確認できました。


今回学んだコミュニケーションスキルを意識し、ご利用者さま一人ひとりの心の声を聴き、ご家族、地域の方々ともよい関係を築いていきたいと思います。


瑞穂店では、一緒に働くスタッフを募集しています。見学も歓迎していますので、お気軽にご連絡ください。


※記事内の写真、内容は許可を得て掲載しています


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