医療的ケア児のご利用者さまの個別避難訓練に参加しました@緑店

訪問看護ステーション緑

2025.05.31


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション緑(名古屋市緑区)の看護師・角谷です。3月に、医療的ケア児のご利用者さまの個別避難訓練に参加してきました。そのご報告です。


名古屋市では、災害時の避難に支援が必要な方を対象に、個別避難計画作成モデル事業に取り組んでいます。2024年3月に個別避難訓練計画メンバーが選出され、毎月1回多職種で「災害時に医療的ケア児をどう守っていけばいいのか?」と会議を行っています。みんなのかかりつけは、2024年4月から参加しています。


会議には、災害のプロや医療従事者、行政関係の方も参加します。避難所の作り方や運営方法、電源確保、日常の備えなど、災害時の課題や疑問について、多職種の様々な知恵を出し合い対策を考えています。


今回は、実際の災害を想定し、緑店の医療的ケア児のご利用者さま(双子)への個別避難訓練を行いました。当日の参加者は、災害コーディネーター、防災士、医療的ケア児コーディネーター、看護師、ヘルパー、相談員、ボランティア、地域の区政長、町内会長です。


在宅避難(自宅で避難生活を送ること)でどうすればよいか、現場で話し合いながら検討しました。最大の課題は、人工呼吸器や吸引に使う電源確保です。専門家の指導のもと、プロパンガスから発電し、電源確保する方法を教えていただきました。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション緑スタッフが参加した個別避難訓練2
▲発電機とプロパンガスを接続し、ガスを燃料に発電させます


今回の訓練では、実践的な備えを行うことができました。ただし、地域には、プロパンガスがない、蓄電池などの準備ができていないという方もまだまだいらっしゃいます。そうした方がどのように災害に備えるのか、また医療ケアが必要な方がどこにいるのか、地域に知ってもらえているのかという疑問もあります。


私たちにできることは、まずは自分たちが学ぶこと、備えること、発信者となるために動くことだと思いました。災害が起こっても、医療的ケアを必要とする方々が安心して過ごせるよう、日々できることから取り組んでいきます。ぜひ皆さまも、できることから一緒に始めていきましょう。


※記事内の写真は、許可を得て掲載しています


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