子育てしながら訪問看護ステーション管理者へ。「家庭と仕事、“どっちも選ぶ”働き方」(社員インタビュー#17)

訪問看護ステーション有松

2022.06.02

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松所長・看護師北川


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション・広報の野田(看護師)です。今回は女性管理者のインタビュー記事をお届けします。


登場するのは、2020年4月に入職し、2021年10月から有松店の所長をつとめる北川まゆみさんです。小学校高学年の子ども2人を育てながら訪看管理者をする北川さんに、家庭と仕事の両立やみんなのかかりつけ訪問看護ステーションの魅力について話を聞きました。

これまでの経歴を教えてください


みんなのかかりつけ訪問看護ステーション(以下、かかりつけ)に入る前に、3つの病院を経験しました。1つ目は看護専門学校の系列病院で、4年目に結婚し5年間働きました。


その後、子どもが生まれても働き続けたかったので、病児・院内保育がある子育て支援が充実した病院に26歳で転職しました。そして29歳で1人目、30歳で2人目を出産し、2つ目の病院では9年働きました。


それまで看護師として急性期・救急領域を長く経験してきましたが、もっと高度な救急医療を学びたいと思い、名古屋の大学病院に36歳で転職しました。そこで2年働いた後、かかりつけに入職して今に至ります。

看護師を目指したきっかけは?


看護師になりたいと思ったのは小学校の高学年の頃です。友達のお母さんが看護師をしていて、頑張って働いている姿に憧れました。


当時のドラマ『ナースのお仕事』を見て、白衣やナースキャップを「かわいい!」と思ったという不純な動機もあります(笑)。看護師になりたいという思いはずっと変わらず、高校を卒業して専門学校に進み看護師になりました。

かかりつけを知ったきっかけは?


愛知県看護協会の職業紹介所『ナースセンター』で知りました。前職の病院は最先端の救急医療を学べる環境でしたが、家から遠く、子どもが小学校に入学したばかりだったので、日勤だけの契約社員として働いていました。


契約更新のタイミングで正社員になる道もありましたが、そこで働き続けるのは難しいと感じました。正社員は3交代の夜勤もあり、しかも片道1時間以上かかるので、仕事も家庭も中途半端になってしまいます。


家の近くで働ければ、家庭を両立しながらもっと仕事に打ち込めると考え、転職を決めました。通勤しやすい職場を探すためナースセンターに登録し、紹介されたのがかかりつけでした。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松スタッフ
▲有松店の現メンバー。常勤、非常勤含めて8人の仲間たちです

かかりつけを選んだ決め手は何ですか?


初めから訪問看護に興味があったわけではなく、産休・育休中に取ったケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を活かせるかもしれないという軽い気持ちで見学に行きました。


見学で驚いたのは、専門看護師や認定看護師のスタッフが何人もいたことです。スペシャリストは病院で活躍しているイメージだったので、その人たちがやりがいを持って働ける場所ならきっといい職場だろうと思いました。


私も勉強が好きで、まだまだ多くのことを学びたいと思っているので、ここなら「もっと成長できる!」と思えたことが決め手ですね。


かかりつけの「地域を助けていこう」「困っている人がいたら見て見ぬふりをしない」といった考えにも共感できました。通勤も車で15分で、ここなら働きやすそうだと思い、入職を決めました。

初めての訪問看護はどうでしたか?


未経験の分野で不安がありましたが、何度も訪問同行させてもらい、イメージをつかむことができました。訪問中でも困ったことがあれば、社用携帯でビデオ通話しながらその場でアドバイスをもらえます。フォロー体制が充実しているので、安心して訪問できました。


通勤も以前と比べて楽になりました。定時で帰れるので、家庭と両立しながら仕事に全力で打ち込めます。かかりつけは経験豊富でスキルが高いスタッフが多いので、一緒に学びながらどんどん成長していけるのも嬉しいですね。


夜勤をしていた病院の常勤時代より給料は多少下がりましたが、夜勤なしでの収入額としては満足しています。昇給していける仕組みもあり、モチベーションにつながっています。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松スタッフの誕生日お祝い
▲スタッフの誕生日のお祝い。仕事の合間の楽しみも大切にしています

管理者になるまでの経緯を教えてください


初めは管理者になるつもりはありませんでした。入職して数カ月後、上司から社内の管理者研修の受講を勧められたことがきっかけでした。ただ、管理者を目指す道を選ぶと、仕事が増えて家庭とのバランスを保てなくなりそうで不安でした。


普段は仕事について何も言わない夫からも「忙しくなって、疲れて弱っていく姿を見たくないな」と心配されました。我が家にとって大きな決断だったので、本当に悩みましたね。


それでも新しいことにチャレンジするのは大好きですし、マネジメントの役割にも興味がありました。勉強して成長したいという気持ちも強く、研修を受けることを決めました。


マネジメントについて学びながら、訪問と並行して管理業務も覚え、2021年10月、今の有松店のオープンと同時に管理者になりました。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松立ち上げメンバー
▲緑店のサテライト店から事業所化して現在の有松店がオープン。立ち上げメンバーと

家庭と仕事の両立で工夫していることは?


管理者の仕事と家庭の両立は大変なので、周りに助けを求めることを意識しています。私は人に任せるのが苦手で、家では掃除・洗濯・料理、全部私1人でやっていました。


でも、フルで仕事をしながらだと、1人で抱え込み過ぎて苦しくなることに気づいたんです。今は、料理は私、洗濯は夫、と家事を分担するようにしました。


仕事でも助けを求めればフォローしてくれる仲間がいますし、周りに頼ることで楽になりましたね。

仕事と休日のメリハリのつけ方は?


遠出しないと休日を感じられないので、とにかく遠くに出かけています。アウトドアが好きなので、2カ月に1回はコテージに泊まってキャンプに行きます。


時には日曜日から宿泊して、月曜の朝に帰ってくることもあります。月曜の明け方4時に現地を出発し、家に着いたら子どもは小学校に登校します。子どもは車で熟睡するので、学校に支障はありません。


強行スケジュールですが、子どももキャンプが大好きなので喜んでくれます。ぼーっとすることができない性格なので、プライベートも常に全力です。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松所長・看護師北川のプライベート
▲家族とのお出かけが仕事のやる気につながります

家庭と仕事の両立で悩むことはありますか?


私は好きな仕事に打ち込めていますが「子どもに寂しい思いをさせていないか」「本当にこの生活でいいのか」と常に自問自答しています。そんなときにいつも大切にしているのが「どっちも選ぶ」ことです。


ジャパンハートという国際ボランティア団体の活動でミャンマーに行った時に、代表の吉岡先生から言われた言葉です。当時は子どもが小学校入りたてで、家庭と仕事の両立に悩んでいました。


先生にその悩みを相談すると、「なんでどっちも諦めようとするの?どっちも選べばいいじゃん」と言われたんです。その時から「どっちも選んでいいんだ!」と思えるようになりました。


それまでは家庭と仕事、どちらかを犠牲にしなければならない気がしていましたが、今はかかりつけで働きながらどちらも大切にできていると思えます。

子育て中の看護師にとってかかりつけの働きやすさは?


子育て中、特に小さい子どもがいる人にとっては、かかりつけはとても働きやすい環境です。仕事が終わったらすぐに家に帰れるのが、本当にありがたいですね。


有松店では、定時の17:45になったら事務所を真っ暗にしてみんな帰っていきます。情報収集のための前残業もありません。


小学校1年生の夏まで夜間待機(オンコール対応)が免除になりますし、かかりつけの併設した保育園に子どもを預けることも可能です。


休日はその人の希望を聞いて調整するので、ライフスタイルに合わせた勤務を選べます。私は日曜日と月曜日の2連休にしていますが、火曜日と土曜日を休日にするスタッフもいます。


運動会や懇談会などのイベントのために、2時間有給を取るといったシフト調整も柔軟に対応しています。


有松店には子育て中のスタッフが多く、お互いフォローし合える環境も働きやすさにつながっています。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松の所長とスタッフのミーティング
▲誰かが休んでもお互い様。すぐに訪問調整してフォローします

かかりつけに興味がある方へ一言


かかりつけは子育てしながらでも、仕事に集中できる環境があります。仕事をバリバリしたい女性の中には、プライベートを犠牲にしないといけないと思う方もいるかもしれませんが、かかりつけではどちらも大切にした働き方ができます。


管理者を希望しない場合は、訪問スタッフとしてスペシャリストを目指すことも可能です。


私も両親の介護が必要になるかもしれないし、病気になるかもしれません。いつ働けなくなるかわからないので、1度きりの人生と思って全力で挑戦しています。


訪問看護に興味があるなら、未知の不安があってもぜひ挑戦してほしいですね。


北川さん、ありがとうございました!
インタビュー:広報担当・野田


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