失語症のある方への地域支援~Vol3~知多半島失語症サロン@有松店

訪問看護ステーション有松

2024.10.25


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松(愛知県豊明市)、言語聴覚士・瀧本です。かかりつけでは地域づくり活動の一環として、失語症のある方々への地域支援を行っています。今回はその第3弾として、秋のお出かけに行ってきました。そのご報告です。


愛知県には多くの失語症友の会(患者会)や失語症サロンが各地にあり、私は居住地の知多半島にて、失語症友の会『知多半島失語症サロン』の世話人を6年ほどしています。このサロンでは2カ月に1回定例会を行ない、皆様の近況報告やレクリエーションを楽しんでいます。10月20日(日)の定例会では、久しぶりに集まった皆様と秋のお出かけに行ってきました。

▲お出かけ先は、半田市にある赤レンガ建物(旧カブトビール工場跡)です


赤レンガ建物は、明治時代につくられた地域遺産で、常設展や企画展、貸し部屋、カフェ、お土産店などが入っています。現地につくと、常設展を楽しみながらご自分のペースで休憩したり、お土産を買ったりと、皆様思い思いに過ごしていました。

▲有松店のご利用者さま(写真・手前)であるAさま。奥様(写真・奥)と一緒に、じっくり展示を鑑賞していました


Aさまは、以前知多半島地域にお住まいだったこともあり、長年この友の会に参加されています。ご本人は重度の失語症がありますが、フットワークの軽い奥様と一緒に会に参加され、今回のようなお出かけの際にはとても熱心に展示をご覧になります。


赤レンガを楽しんだあとは、昼食を食べに魚太郎半田店に行きました。車椅子にも対応していただけました。

▲昼食の寿司会席。盛りだくさんのコースでした


コロナ禍までは今回のようによくお出かけしていましたが、しばらく控えていました。今回、会員の方々の良い表情を見て、対面で集まること、さらに普段と違うお出かけができる魅力を改めて実感しました。お出かけの後、「春になったらいちご狩りに行きたい!」と強い希望をいただきましたので、またプランを練ろうと思います。


これからも言語聴覚士としての訪問業務だけにとどまらず、ご利用者さま一人ひとりへの個別的な社会参加支援を日々考えながら、善いケアを届け続けていきたいと思います。


※記事内の写真は掲載許可をいただいています


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