豊明市で嚥下調整食の調理実習を開催しました@有松店

訪問看護ステーション有松

2023.10.18


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション有松店(愛知県豊明市)です。先日、地域の方向けに、嚥下調整食の調理実習を開催しました。そのご報告です。


嚥下調整食は、準備に手間がかかるうえに、とろみをつけると美味しくないという声を聞きます。最近は市販品も増えてきましたが、「お金がかかる」「同じような味ばかりでつまらない」など、様々な理由で嚥下調整職を召し上がらない方もいらっしゃいます。


そこで「嚥下が困難であっても、人生の最期まで食事を楽しめますように」という想いを込め、地域の方向けに嚥下調整食の調理実習を開催しました。


地域の方が嚥下調整職を作り、誤嚥予防しながら美味しく食べられることは、有松店のビジョンである『笑顔の追求』『地域を育む』につながります。有松店には言語聴覚士のスタッフがおり、その専門性を活かした取り組みでもあります。


以前、有松店スタッフが参加した「東海嚥下食研究会」の調理実習で学んだ知識と技術も、今回の取り組みに活かしています。
※前回記事はこちらをご参照ください
東海嚥下食研究会の調理実習に参加しました@有松店


開催場所は、有松店が隣接する、豊明市の共生交流プラザの調理室です。当日、ご家族の介護をされている地域の方、有松店のご利用者さまとそのご家族、スタッフの友人など、多くの方がお越しくださいました。

▲有松店スタッフ含め約20名の、にぎやかな会となりました


嚥下調整食では作るのが難しい和菓子を中心に、水まんじゅう、白玉団子、スイートポテトの、デザート三種をメニューにしました。


有松店ビジョンの『地域を育む』につなげるため、食材には、豊明市がPRに取り組むエディブルフラワー(食べられる花)や、地元で作られた野菜を使用しました。

▲ご自宅で手軽に作ることができるよう、簡単なレシピにして一緒に調理しました

▲エディブルフラワーを使い、彩り鮮やかに仕上がりました


調理後は、みんなで実食しました。歯を使わなくとも食べられる柔らかさで、味も美味しく出来上がりました。


ある参加者は、「みんなでわいわいお料理するって楽しいわねえ。いつも台所で一人だもんね」と話されていました。その方は有松店のご利用者さまのご家族で、他の参加者の方と交流しながら、料理をすること、社会参加への楽しさを言葉にしてくださいました。


参加者同士で、日頃抱える想いを話されている様子もありました。訪問中には見られないご利用者さまの笑顔や、訪問中には見せないご家族の悩む姿など、普段とは違う様子を知ることができました。


楽しそうに料理をされるご利用者さまやご家族、地域の方、みんなの笑顔いっぱいの楽しい一日になりました。


後日、参加された方から「楽しかった」と感想をいただきました。当日参加できなかったご利用者さまには、後日レシピをお渡しし、ご自宅で嚥下調整食デザートを作られた方もいらっしゃいます。


今回の調理実習で、多くの方に嚥下調整食に触れていただくことができました。ご利用者さまにとっては、外出して社会参加する一つの機会になったのではないかと思います。


これからも『笑顔の追求』『地域を育む』という有松店のビジョンを実現するため、地域づくりに取り組んでいきます。


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