訪問看護認定看護師がかかりつけへ。「『よいケアをしたい』と言い合える仲間がいる」(社員インタビュー#25)

訪問看護ステーション四日市

2024.05.24


こんにちは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション・広報の野田(看護師)です。今回は四日市店のスタッフインタビューをお届けします。


登場するのは、2023年10月に四日市店に入職した碓田弓(うすだ・ゆみ)さんです。訪問看護師歴10年以上、ステーション管理者として5年の経験があります。2010年に訪問看護認定看護師資格を取得、2022年には特定行為研修「在宅パッケージ」を修了しました。訪問看護の長いキャリアを持つ碓田さんに、なぜかかりつけに入職したのか、かかりつけの魅力は何か、話を聞きました。

これまでの経歴を教えてください


昔から人と関わる仕事に興味があり、母親から手に職をつけたほうがよいと勧められたこともあって看護師の道を目指しました。高校卒業後、愛知県の看護学校で准看護師、関東の学校で正看護師の資格を取得しました。


卒業後は地元に戻り、愛知県の病院に就職しました。その病院では外科病棟と緩和ケア病棟、透析室で経験を積み、5年の勤務を経て病院系列の訪問看護ステーションに異動しました。訪問看護師として12年勤務し、その期間中に訪問看護認定看護師資格取得、結婚して3人の子どもを出産しました。その後、転職した介護施設併設の訪問看護ステーションの管理者となりました。管理者を5年務め、2023年9月にかかりつけに入職して今に至ります。

訪問看護師になった理由を教えてください


看護学校に通っていたとき、父ががんと診断されました。宣告から半年で亡くなりました。最後の3日間は退院して自宅で過ごしました。家族だけで看取ることができ、そのときに「病気があっても家で最期を迎えることができるんだ」と知りました。それが、病院という枠にとらわれない看護に興味を持ったきっかけです。


その後、病院で緩和ケア病棟を経験しましたが、病院という制限の中では、100%個別的な看護を提供することは困難でした。希望する療養生活を送れずに「家に帰りたい」と訴える患者さまもいらっしゃいました。


このような経験から、次第に「訪問看護なら病院の枠にとらわれず、その方の個別性に合わせ、一から作り上げるハンドメイドの看護ができるのではないか」と考えるようになり、病院併設の訪問看護ステーションに異動し、訪問看護師になりました。

初めての訪問看護はどうでしたか?


訪問看護の仕事は本当に楽しく、水を得た魚のように「私がやりたかったのはこういうことだ!」と感じながら働いていました。私が提供したケアでご利用者さまが喜んでくださることが嬉しく、やりがいのある日々でした。もちろん病院でなければできないこともたくさんありますが、家にいるからこそ本人やご家族のありたい姿に近づくことができるように感じました。

訪問看護認定看護師を目指した理由を教えてください


訪問看護の仕事は楽しかったのですが、ステーションの中でケアを統一できないことが悩みでした。私がご利用者さまに喜んでもらえるケアを提供しても、そのケアを他のスタッフにどのように伝えればよいのかがわからなかったからです。


また、私自身がよいケアだと思っていても、それが本当によいケアなのか自信が持てず、どれだけ一生懸命ケアをしても自己満足で終わってしまう感覚しかありませんでした。


そのうち「根拠に基づいてよいケアを提供し、それを他のスタッフにもしっかりと伝えられる人になりたい」という気持ちが強くなり、訪問看護師になって3年目のときに訪問看護認定看護師の資格を取得しました。

その後のキャリアを教えてください


「みんなによいケアを伝えよう!」と意気込んで仕事に復帰しましたが、「学んできたことを伝えたい」という気持ちが強すぎたのか、周りのスタッフと温度差が生まれ、うまく伝えられませんでした。人によいケアを伝えるために認定看護師の資格を取得したのに、「どうやって伝えればいいんだろう?」と余計に難しく考えるようになってしまいました。


自信が持てず悶々とした気持ちを抱えている状態でしたが、得た知識を看護に生かすことでご利用者さまは喜んでくださいました。「自信をつけるには1つずつ積み重ねていくしかない」と思い、気合いでステーションでの仕事を続けていました笑。一方で、子育てをしながら働いていたため、仕事に100%の力を注げないジレンマを感じていました。2人目まではなんとか両立できていましたが、3人目を妊娠したときに限界を感じ、産休に入るタイミングでステーションを退職しました。


その後、ある程度仕事の融通がききやすい、家族が経営する介護施設に転職しました。その施設は新たに訪問看護ステーションを立ち上げるタイミングだったため、入職と同時に管理者になりました。管理者経験がなく不安でしたが、「こんな所長だったらいいな」というイメージのもとステーション運営に取り組んでいきました。そのステーションで5年管理者を経験し、その中で特定行為の在宅・慢性期領域パッケージを受講し、修了しています。

▲キャリアアップを目指しながら、子どもとの時間は大切にしたいと思っています

特定行為研修の学びを生かせた場面はありましたか?


特定行為研修を受講しようと思った理由は、臨床推論を学びたかったからです。介入中のご利用者さまに体調変化があっても、経過観察でよいのか医師への連絡が必要なのか、根拠をもって判断できるようになりたいと思い、受講しました。


研修での学びが生かせたエピソードを挙げると、「老衰」と診断され看取り方向で介護施設へ入所されたご利用者さまが、実は慢性硬膜下血腫だったという事例がありました。数ヶ月前まで普通に歩いていた方だったので、本当に老衰なのかなと疑問に感じ、臨床推論の思考プロセスで情報を一つひとつ紐解いていくと、以前転倒歴があったことが判明しました。すぐに病院の医師に状況を報告し、CTで血腫が見つかり、緊急手術になりました。科学的根拠に基づき病状を推測できるようになったことが、研修の最も大きな学びだと感じています。


また、施設での褥瘡管理や、在宅のご利用者さまの胃ろう交換など、医師がいなくとも行えるようになり、現場のケアにもしっかりと活かせています。

かかりつけを知ったきっかけを教えてください


認定看護師が有志で開催していた勉強会に、藤野さん(弊社代表)が来てくれたことがあり、その頃から面識がありました。最初に出会った当時は、藤野さんはかかりつけ1店舗目を立ち上げたばかりでしたが、短期間で多くの事業所を立ち上げていく様子をブログやSNSで見ていました。ただ店舗を増やすだけでなく、ケアの質を追求・維持しながら規模拡大できることは本当にすごいことだと感じていました。

かかりつけに入職した経緯を教えてください


その後、四日市店がオープンすることをSNSで知りました。店舗を増やしていることは知っていましたが、名古屋エリアでのみ出店していると思っていたので、遠く離れた四日市で出店することに驚きでした。


ぜひかかりつけの話を聞きたいと思い、同じ訪問看護認定看護師として面識があった立ち上げ所長・松下さんに連絡を取り、藤野さんと3人で食事に行きました。その食事会で藤野さんから話を聞くうちに、最高のケアをしたいという思いを共有する人たちと、ぜひ一緒に働きたいと思うようになりました。

かかりつけに入職した決め手は?


教育ラダーの「LPS」や、マネジメントを学ぶ「マネジメント大学」など、研修制度が充実していることが決め手です。整備された教育システムがあり、その制度をベースに「善い仕事フォーラム」という取り組みを行い、最高のケアを追求しています。すべてがシステムとしてつながっていて、最高のケアに真剣に取り組む社風はとても魅力的でした。


当時の私は、管理者として積極的な処遇改善を行い、子育て世代でも働きやすいステーションづくりに取り組んでいました。子育てと仕事の両立に苦労した私の経験から「スタッフには働きやすい環境を提供したい」と考えていたからです。


しかし、いくら働きやすい環境をつくっても、スタッフのモチベーションや看護の質を高めるような関わりはできませんでした。勉強会を開催したり、研修に参加できる制度を作ったりしましたが、そもそも私は管理の勉強をしたことがありません。働きやすい環境と看護の質を高めることは、別のことだったのです。一番大切にしたかった「看護の質」を追求できず、私自身の力不足、マネジメント力のなさを強く感じる日々でした。


マネジメントを学びながら、私の経験や知識、資格を最大限に活かせる場所はかかりつけしかないと考え、2023年9月にかかりつけに入職しました。

かかりつけの仕事はどうでしたか?


最初に感じたのは、「すべてが効率化されて無駄がない!」という驚きです。記録はすべて電子カルテで、スタッフ一人一台スマホが支給され、業務連絡はすべてチャットで行います。勤務表も電子化されていますので、車の中ですべての事務作業を完結することができます。


出先であっても駐車した車内でオンラインミーティングに参加できるので、時間を有効に活用できます。書類作成やファクス送付のためだけに事務所に戻らなくてはいけない、ということもありません。


ここでは様々な業務が効率化され、時間内にほぼすべての業務が終了するので、子育てしながらでも働きやすい環境です。残業はほとんどありません。

▲車の中で事務作業ができ、時短につながっています

四日市店の働きやすい点を教えてください


かかりつけでは組織風土を大切にしており、四日市店にもその組織風土がしっかりと醸成されています。例えば、誰かがマイナスな発言をすれば、 組織の雰囲気はすぐにマイナスの方向に引っ張られていってしまいます。しかし「人の批判をしない」というグランドルールが徹底されているため、マイナスな発言はほとんどありません。


また、ビジョンが明確なので、組織として何を目指すのか、一人ひとりがしっかりと理解して同じ方向を向いています。かかりつけでは、ご利用者さまにとっての生きるチカラや生きる希望につながるケアを大切にしています。スタッフ全員でそのケアを提供するために向かっていけるのは、本当にいい環境だと思います。


これまでのステーションでは、私一人が熱くなりすぎて、スタッフと温度差を感じることも少なくありませんでした。しかしかかりつけでは、同じ温度感で「よいケアをしたい」と言い合える仲間がいます。ご利用者さまのことを真剣に考え、それぞれの立場で意見交換ができる、そんな仲間たちと一緒に仕事ができて、本当に嬉しく思っています。

みんなのかかりつけ訪問看護ステーション四日市のスタッフ
▲四日市スタッフと。全員が相手を思いやり、「よいケアをしたい」と言い合える関係性です


これまで多くの訪問看護ステーションをみてきましたが、かかりつけほどシステム化され、組織風土の醸成が徹底されているステーションはないのではないかと思います。ステーション運営において最も難しいことは組織風土づくりだと思います。明確でぶれないビジョンがあるからこそ実現できているものだと思います。

今後の目標を教えてください


いずれ地元・桑名にかかりつけの店舗をオープンしたいと思っています。管理者になったら、ケアの質において地域でナンバーワンのステーションにしたいと思います。これまで私が訪問看護を長く経験し、認定看護師や特定行為研修などで学んできたのは、ケアの質を追及するためです。よいケアを提供できるステーションをつくり、よいケアができるスタッフを育てたいと思います。そしてかかりつけの「日本の隅々まで最高のケアを届ける」というビジョンの実現に向かうため、よいケアを一緒にできる仲間を増やしていきたいと思います。


また、かかりつけのファンを増やして、地域に求められる訪問看護ステーションになることも目標です。最近四日市店では、ケアを必要とする方や連携施設・医療機関から「かかりつけさんにぜひみてほしい」という声が届くようになりました。この流れを、桑名にも広めていきたいと思っています。すべての方に「かかりつけっていいよね」と思っていただけることを目指しています。

かかりつけに興味のある看護師に一言


かかりつけには、よいケアをみんなで真剣に考えられる環境、組織風土があります。よいケアをしようと思ったとき、一人だけで悩むことはありません。


また、今後キャリアアップを目指したい方にとっては、マネジメントを学ぶことができ、管理者も目指せるよい環境だと思います。教育制度が充実しているので、看護師としても、人としても成長できることは本当に魅力です。私はマネジメント大学で学んだ考え方や声のかけ方など、子育てにも生かすことができています。ご興味ある方はぜひご連絡ください。

碓田さん、ありがとうございました!
インタビュー:広報担当・野田


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みんなのかかりつけ訪問看護ステーションでは、「日本の隅々まで最高のケアを届ける」というビジョンの実現を一緒に目指す仲間を募集しています。興味あるかたはぜひホームページからご応募ください。見学も受け付けてます!→【採用ホームページ:https://kakaritsuke.co.jp/recruit/ 】

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