訪問看護の1日スケジュールを解説します(DYKシリーズ)

社内制度・活動

2023.08.07


こんにちは。みんなのかかりつけ訪問看護ステーション・広報担当です。転職活動中のみなさんから、「訪問看護の1日のスケジュールを知りたい」というご要望をよく頂きます。「訪問と訪問の合間に事務所に戻るの?」「お昼ごはんはどうしてる?」「記録などの事務処理はいつするの?」「ミーティングやカンファレンスはある?」「オンコール当番のときはどうなる?」など、気になるポイントですよね。


今回は、みんなのかかりつけ訪問看護ステーションの1日の流れについて、詳しくご説明したいと思います。※内容は基本的なモデルです。店舗によって運用が若干異なる場合もあります。

1日の大まかな流れ


かかりつけでは、定時を8:45~17:45(休憩1時間)としています。大まかな1日の流れは、以下の通りです。


①08:45~09:00 朝礼
②09:00~12:00 午前中の訪問
③12:00~13:00 昼休憩
④13:00~17:45 午後の訪問
⑤17:45~ 退社


それぞれの時間帯について、詳しくご説明します。

①8:45~9:00  朝礼


スタッフは8時45分までに各事務所に出勤し、8時45分から朝礼が始まります。朝礼では、その日の訪問スケジュールの確認や、ご利用者さまのケアの注意点の共有、その他特記事項の伝達などを行います。前日の「感謝のシェア」も朝礼で行い、気持ちを高めて1日がスタートします。朝礼は基本的に店舗に集まって行います。

②9:00~12:00 午前中の訪問

朝礼がおわったら、各スタッフがご利用者さま宅へ訪問に向かいます。移動手段は車か自転車・バイクで、事務所によって異なります。基本的には車での訪問ですが、都心部はバイクや自転車で訪問しています。


※移動手段についての詳細は過去記事をご参照ください→自家用車?社用車?通勤手段と訪問手段について解説します!(DYKシリーズ)


訪問スケジュールは、移動ルートを考慮して管理者が素案を作成し、チームで相談して調整します。ルートを作る際は、Google マップを活用し、効率的に移動できる工夫をしています。また、移動の際は会社から貸与されるスマホをナビとして活用します。

1件あたりの訪問時間は基本的に30分~60分です。訪問先から訪問先への移動時間は10分~30分が目安です。午前中は、2件~3件訪問します。

また、ご利用者さまへのケアが終わったら、訪問時間のなかで電子カルテにケア内容や申し送り事項を記録します。必要に応じて、スマホからファクスを関係各所へ送ることもあります。このように、すぐ記録や対応することで忘れてしまったり間違った情報を記載することが防止できます。終業前にまとめて記録するといった作業時間も不要となります。

③12:00~13:00 昼休憩


午前中の訪問が終わると、1時間の昼休憩を取ります。訪問が終了した時間や場所、午後の訪問スケジュールによって、事務所に戻ることもあれば、戻らないこともあります。戻らない場合は、車内や飲食店等で昼食を取ります。

昼食は、コンビニやファーストフード店で購入したり、お弁当を持参したり、外食したり、自由に決められます。


また週に1度、ランチミーティングを行っています。昼食を取りながら、ご利用者さまへのケアの検討や、業務上の困りごとの相談、『ハピプロ』の企画、地域連携活動の計画など、さまざまなことを話し合います。


ランチミーティングは最高のケアを目指すための取り組みですが、スタッフ同士のコミュニケーションや連携も活発になり、かかりつけが大切にする組織風土の醸成にもつながっています。

④13:00~17:45 午後の訪問


昼休憩の後は、午後の訪問に行きます。午後の訪問件数目安は、3~4件です。訪問終了後は、事務所に戻ります。1日の平均訪問件数は5~6件です。


ご利用者さまのご都合により訪問時間が変更になった場合や、急な状態変化で緊急訪問が必要になった場合などは、各事務所の事業所長が時間や訪問スタッフの調整を行っています。

⑤訪問後~退社


最終訪問が終わると、事務所に戻ります。緊急訪問を除き、通常訪問は17時45分までに帰社できるようスケジュールが組まれています。何もなければ、最終訪問が終わったら、帰社後に各自でその日の記録モレや連絡対応などを行い、退社します。会社全体の平均残業時間は月5時間未満です。

店舗によっては、その日に訪問したご利用者さまの情報共有を行う「終礼」を行うケースもあります。終礼がない場合は、チャット等で情報共有や申し送りを行い、全スタッフが同じ情報を共有して誰でも対応できる体制づくりを行っています。

訪問予定がない時の過ごし方


1日のスケジュールをご紹介しましたが、訪問の予定がない時間帯もあります。空いた時間を活用して、『ハッピープロジェクト(ハピプロ)』や
『ベターコミュニティ(ベタコミ)活動』 、『愛され活動』などを行います。


『ハピプロ』は、ご利用者さまの誕生日や記念日のお祝いや、季節ごとのイベントなどを企画して、小さなサプライズを各スタッフのアイデアでお届けする取り組みです。その企画を考えたり、材料を揃えたり、準備をしたり、等を空き時間で行います。

ハピプロの一例
ハピプロでひな祭りをお祝い@豊洲サテライト
日頃の感謝を言葉に~母の日ハピプロ@植田店
小児のご利用者さまに節分のハピプロをしました@緑店

『ベタコミ活動』は、そのほかの地域の施設や団体と「地域でご利用者さまを支えよう」という活動です。高齢者向けの体操教室、保育園や幼稚園での感染予防教室、老人ホームでの認知症予防講座など、さまざまな地域に合った取り組みを店舗で考え、協力して実現しています。

ベタコミの一例
名古屋市中区の『ふれあい・いきいきサロン』で講師をしました
ご利用者さまの生活を支える地域連携@名古屋店
【地域連携活動】名古屋市西区のコミュニティセンターで認知症予防講座を開催しました


『愛され活動』とはケアマネさんや連携先の医療施設への地域連携活動です。地域に愛されるための活動、という意図でこの名前が使われています。アポイントを取って伺い、ご利用者さまのご様子の報告や、ご要望のヒアリング、受け入れ可能枠のご説明などを行います。単独で行うこともあれば、他スタッフと一緒に行うこともあります。


月末月初は、報告書や計画書の作成などに充てることもあります。全体の労働時間の6割が純粋な訪問時間で、残り4割を移動時間やハピプロ、事務処理の時間となっています。

時短常勤の場合


かかりつけには、フルタイムの8割の時間を働く「時短常勤」という制度があります。「1日8時間×週4日勤務」と「1日6時間24分×週5日勤務」の2パターンが選べます。


週5日勤務の時短常勤の場合、昼休憩は45分で、15時54分退社となります。それ以外は同じスケジュールです。

夜間待機(オンコール)当番の場合


かかりつけでは、ご利用者さまに24時間365日の安心をお届けするため、夜間対応(オンコール)を行っています。オンコールは常勤の看護師が対応します。


オンコール当番の場合は、退社後、普通に帰宅して自宅で過ごします。普段使っている社用スマホを持ち帰り、電話対応や出動対応が必要になった場合のみ対応します。電話がない場合は通常どおりの生活を送ります。担当回数は、店舗や役割によって異なりますが、週に1回(月に4回)程度を理想モデルとしています。

※オンコールの詳細は過去記事をご覧ください→訪問看護のオンコール体制とサポートについて(DYKシリーズ)

最高のケアと訪問スタッフのベターワークを両立するために


かかりつけは、「日本の隅々まで最高のケアを届ける」というビジョンの実現を目指しています。そのためには、スタッフの働きやすい環境づくりが不可欠です。


これは「最高のケアを届けるためには、私たち自身が幸せでなければならない」という、デザインケアが大切にする「ベターワーク」という価値基準をもとにしています。


これからもご利用者さまが安心してご自宅で過ごせるよう、スタッフのベターワークに取り組みながら、最高のケアをお届けしていきます。


※記事内のルールは2023年8月現在のものです。制度は随時見直しているため、最新の制度・ルールを適宜ご確認ください


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代表メッセージ「訪問看護・在宅医療に興味がある看護師・セラピストのみなさんへ」(動画)


<お知らせ>
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